UFC302:第8試合・ランディ・ブラウン vs. エリゼウ・ザレスキ・ドス・サントス

ウェルター級。

ブラウンはUFC12勝5敗、直近7戦ではジャック・デラ・マダレナに敗れたのみで6勝1敗と、ランキングに入れそうで入れないポジション。前回は散打世界王者で同じくランクイン目前のムスリム・サリコフと対戦し、1Rに右ストレートでKO勝ちしたが、今回もまたノーランカー同士の潰し合いマッチに。198cmの長いリーチを持つオールラウンダー。33歳。

ザレスキは元ランカーだが、サリコフに敗れてランク外に落ちていた。前回再びランク入りを掛けて、当時15位のリナト・ファクレトディノフと対戦。序盤にダウンを奪わるなど2Rまでは劣勢だったが、3Rに消耗したファクレトディノフからミドルを効かせてラッシュし、チョークも仕掛けてフィニッシュ目前まで追い込んだ。結果、3Rは10-8でのドローでランキング入りならず。カポエイラがバックボーンのストライカー。37歳。

両者オーソドックス。ジャブから右を入れるブラウン。サントスは間合いに入れず。またジャブがヒット。前蹴り。ワンツー。速い。カーフを蹴るサントス。ブラウンのジャブは腕でブロック。しかしまだパンチが届く間合いに入れない。ワンツーで飛び込んだがまだ届かず。左ミドル。つかもうとしたブラウンだが足を引いたサントス。ブラウンジャブの速射砲連打。サントス間合いを詰めてパンチからタックル。一瞬倒したが、すぐに立って離れたブラウン。残り1分。また距離を取りパンチを入れるブラウン。サントスのパンチは届かず。カーフを蹴るサントス。パンチで出るがバックステップでかわされた。距離を詰めたサントスにテンカオがヒット!ホーン。

1Rブラウン。

2R。またジャブを出していくブラウン。ブラウンのジャブに距離を詰めて右フックを入れたサントス。ケージを背負ったサントスに組み付くとスタンドバック。テイクダウンするが、両足フックはさせずに立ったブラウン。スタンドバック。また投げてヒザを着かせたが、すぐにケージを使って立つブラウン。立って向き合おうとしたブラウンだが、小股掬いでまたテイクダウンしたサントス。四の字バックからチョーク。パームトゥパーム。アゴの上か。マタレオンで絞めるが入っていない。外したが、なおも四の字バック。フェイスロックに切り替えたが決まらず。徐々に入れ替えて残り30秒で向き直ったブラウン。今度はサントスが背中を向けるとブラウン逆に四の字ロックを取りチョーク!こちらもアゴの上で外した。放して肘を入れるブラウン。ホーン。

お互いバックマウントからチョークを仕掛けたが、バックを取っていた時間の長さでサントスのラウンド。

3R。ジャブを打ち込むブラウン。アッパー。サントスタックルを狙うが間合いが遠くつかめない。パンチからヒザを入れるブラウン。サントス下がったが、詰めてタックルへ。ケージに押し込みダブルレッグ。しかし右脇を差してディフェンスするブラウン。押し込むがクラッチできないサントス。離れた。パンチを上体の動きでかわすブラウンだが、サントスタックルに切り替えテイクダウンを奪うとバックにつく。逆転を狙いチョークを狙ったがタイムアップ。

29-28×3でブラウン勝利。

3Rはお互い消耗していたが、最後の瞬間以外はテイクダウンを防ぎきったブラウンが競り勝った。

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