UFC on ESPN57:第2試合・コーディ・ステーマン vs. テイラー・ラピルス

バンタム級

ステーマンはUFCデビューから7戦は5勝1敗1分、1敗の相手は現王者アルジャメイン・スターリング、1分の相手はランカーのソン・ヤドンで、ランキングにも入っていたが、その後は6戦で2勝4敗。前戦はUFC6勝5敗の中堅ダグラス・シウバ・ジ・アンドラージに2Rまで打撃で劣勢な展開から、3Rにダウンを奪って追い上げたものの、フィニッシュできず逃げ切られて判定負け。バックボーンはレスリングで、テイクダウンから固めていくスタイル。今回は1年ぶりの試合となる。34歳。

フランスのラピルスは2016年にUFCと契約し、佐々木憂流迦に勝つなど3勝1敗と勝ち越していたが、UFCを離脱。ボクシングに転向するという話もあったが、再びローカルイベントでMMAを継続し、2022年のUFCフランス初上陸の際に再契約(負傷欠場で、実際のUFCデビューは1年後の2度目のパリ大会)。初戦は判定勝ちしたが、2戦目は無敗のファリド・バシャラートにテイクダウンされ固められる展開で判定負け。32歳。

オーソのステーマン、ラピルスはサウスポー。ステーマンがパンチで飛び込んでいく。飛び込んで右ハイ。ラピルスもワンツーを返す。ラピルスのミドルに合わせて組み付いたステーマン。スタンドバックに。ラピルスケージ際まで移動し正対。倒せず離れるステーマン。またミドルに合わせて組み付いたステーマンだが離れる。出ていくがラピルスのパンチがヒットしバランスを崩した。すぐに立つステーマンだが、ラピルス出てくるところに腹にテンカオを打ち込み始める。間合いに入れなくなるステーマン。左右のハイをヒットさせたラピルス。ホーン。

1Rラピルス。

2R。ジャブを打ち込むラピルス。首相撲からヒザを入れる。ステーマンが組み付くが、逆にケージに押し込むラピルス。ケージを背負うステーマンに左のヒジを入れて離れた。間合いに入れないステーマン。ジャブ、左フックを入れるラピルス。またミドルに合わせてタックルに入るステーマン。が、差し替えして入れ替えるラピルス。離れた。ワンツーを入れるラピルス。ニータップを狙うステーマンだが、間合いが遠くヒットしない。しかしパンチで下がらせてケージを背負ったところでシングルレッグ。組み付くことには成功。しかし倒せず離れる。ラピルスが左右のパンチをヒット。ホーン。

2Rもラピルス。

3R。ステーマンのミドルをキャッチして左右のパンチをヒットさせたラピルス。ステーマンインロー。足が流れたラピルス。ステーマンが詰めてきた。腹にヒザを入れるラピルスだが、ステーマンが圧を強める。タックル。ボディロック。初めてテイクダウン成功。サイドで押さえ込む。クルスフィックス。しかしケージを蹴って抜け出したラピルス。立ち上がり際にバックを取ったステーマン。クラッチを切ったラピルスが正対。ヒジを入れて離れた。残り2分。ラピルス距離を取りジャブを打ち込む。逃げ切り態勢。ステーマンのタックルも切った。飛び込んできたところに顔面にヒザをヒット。最後は距離を取りタイムアップ。

三者フルマークでラピルス勝利。

前回はバシャラートの組みに屈したラピルスだが、今回はテイクダウンを許したのは1度だけ。長いリーチを活かしていい形でのタックルを許さなかった。

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