UFC on ESPN58:セミファイナル・ダグラス・シウバ・ジ・アンドラージ vs. マイルズ・ジョーンズ

バンタム級

当初セミで組まれていたミドル級のイクラム・アリスケロフが、来週のサウジアラビア大会のメインに出場予定だったハムザト・チマエフ欠場により代役としてロバート・ウィテカーと対戦することになり、試合が消滅。代わってセミに昇格したのはUFC7勝5敗のシウバと5勝2敗1NCのジョーンズの対戦。

ジョーンズはレスリングベースのストライカー。2敗の相手はジョン・カスタネーダと現ランキング12位のマリオ・バウティスタ。昨年9月の試合は判定勝ちも、試合後に意図せず摂取した禁止薬物が検出されノーコンテストに。3月の前戦は、欠場選手の代役として、1週間前にスクランブル出場し、昨年のTUF準優勝のコーディ・ギブソンに判定勝ちした。30歳。

アンドラージは2014年にUFCデビューして、今年で10年になるベテランファイター。バンタム級で負けた相手はサイード・ヌルマゴメドフ、ピョートル・ヤン、ロブ・フォントの3人で、いずれもランカーまたはランキング目前の選手。アンドラージもランキング目前までは行っているが、あと少しで届いていない。ボクシングがバックボーンのストライカー。バンタム級ではハニ・ヤヒーラとドミニク・クルーズに続く3番目の年長ファイターで、来週39歳になる。

両者オーソドックス。右オーバーハンドを入れたジョーンズ。両者ともに警戒している。前蹴りを見せたアンドラージ。左で飛び込んだジョーンズ。カーフを蹴ったジョーンズ。右アッパーで飛び込んだアンドラージ。ジョーンズも左フックを一発返す。またカーフを入れたジョーンズ。足が流れたアンドラージ。右ボディ。ワンツーを入れたジョーンズ。アンドラージの飛び込みにフックを合わせたジョーンズ。アンドラージバックスピンキック。関節蹴り。飛び込んだジョーンズにアンドラージが組み付いたが、膝を入れて離れたジョーンズ。ホーン。

1Rジョーンズ。

2R。ジャブを突いたジョーンズ。またカーフ。飛び込んできたアンドラージに右フックを合わせた。またアンドラージが飛び込んだが、パンチをかいくぐって右をヒット。さらにアッパー。アンドラージも飛び込んでパンチを出すがブロックされる。ジョーンズの打撃のヒットが増えてきた。アンドラージは有効打がない。飛び膝。ブロックしたジョーンズがケージを背負ったところに飛び膝を見せた。またバックスピンキック。前蹴り。ちょっとずつ手数が増えているアンドラージ。しかしまたジョーンズのカーフで足が流れる。飛び込むアンドラージに右フックを引っ掛けると、ジャブのダブルから右フックを打ち込んだ。また右フック。一瞬手をついたアンドラージ。さらに左フックもヒット。またバックスピンキックを見せたがかすめたのみ。飛び膝もかわされる。ジョーンズのバックヒジは不発。ホーン。

2Rもジョーンズ。

3R。フィニッシュが必要なアンドラージ。ジョーンズは攻めるようで攻めないフェイント。アンドラージが手を出せなくなる。ケージ際まで詰まったところで、アンドラージが飛び込むが、そこにフックを引っ掛けられ効いた。アンドラージがここでタックル。シングルレッグ。しかしアンドラージ切った。左オーバーハンドを振ったアンドラージだがジョーンズかわして逆にフックをヒット。ジョーンズ飛び込んでアッパー。アンドラージが飛び込んでパンチがヒットし、ジョーンズがマウスピースを吐き出す。はめ直して再開。残り1分。ジョーンズサークリング。アンドラージのバックスピンキックが側頭部にヒット。ちょっとぐらついたが、出てきたジョーンズに組み付いて凌ぐ。最後にパンチを打ち込んだジョーンズに対し、アンドラージは打ってこいとアピール。行かなければならないのは自分だが…。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でジョーンズ勝利。

両手を広げて納得行かないアピールを見せるアンドラージだが、判定は極めて妥当。なぜ最後に攻めなかったのか。

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