ミドル級。
ラザクはガーナの柔道エリートで、22歳でMMAに転向。デビューから全試合1RKO勝ちでUFCと契約し、UFCでもデビュー戦は53秒でKO勝ちしたが、2戦目に判定負けでMMA初黒星。そこからまた3試合連続で1RKO勝利したものの、その後は3連敗するなど2小5敗と大きく負け越し。パンチが全部全力で、12勝全てがKO勝ちだが、燃費が悪く、すぐに失速しがち。2R以降に試合がもつれた時の戦績は1勝5敗。38歳。
ブランデージはUFC4勝5敗。3連敗で跡がない状況だった昨年9月の試合は、1Rに序盤から劣勢の展開から、相手の後頭部打撃で戦闘不能となるラッキーな反則勝ち。さらに次の試合では、相手の腕十字を持ち上げて叩きつけると、最後まで極めようとしていた相手が頭を打って失神するというラッキーなKO勝ち。さらに前戦は、ボー・ニッカルの対戦相手として、記念すべきUFC300のメインカードに登場するというラッキー。試合は全米レスリング王者ニッカルに対し、キャリアで初めて1R終了のホーンを効かせるなど粘りを見せたが、それ以外特に見せ場なく、2Rチョークで一本負け。この所の試合内容を見ても、多分にラッキーな勝利で、UFCレベルにあるかどうかはわからない。母親は元バイアスロンのオリンピックチーム所属、妻は元UFCファイターのアマンダ・クーパー。30歳。
ブランデージタックルに入ったが切ったラザクがパウンド・鉄槌を打ち込む。タックルでしのごうとするガーブラントにヒジを入れるラザクだが、けっこう後頭部にヒットしている。レフェリーストップ。反則でのインターバルが取られる。
レフェリーから後頭部注意しろと注意されている中でのことなので、反則負けにされても仕方がないところ。