UFC304:第7試合・ジェイク・ハドリー vs. ケイラン・ロフラン

バンタム級だったが、ハドリーが1ポンドオーバーしキャッチウェイトに。

計量1週間前に急遽代役で出場が決まったハドリー。地元イギリス大会だけに、準備期間が短くても出たかったのかもしれないが、本来のフライ級より上のバンタムで計量失敗してしまった。本来のフライ級では2勝3敗で、現在2連敗中。スピーディーなパンチが武器。27歳。

アイルランドのロフランはUFC1勝1敗。バックボーンはボクシング。アマチュアMMAでキャリアを積み、Cage WarriorsなどのローカルMMAでプロデビューから8連勝(5KO・2一本勝ち)でUFCと契約。しかし昨年9月のパリ大会でのUFCデビュー戦は、UFC3勝1敗の後FAになり、7年ぶりのUFC復帰となるテイラー・ラピルス相手にタックルを切られる展開で判定負け。今年3月の2戦目は、コンテンダーシリーズで負けてUFCと契約し、デビュー戦となるエンジェル・パチェコにカーフを完全に効かせたが、なぜかKOを狙わずテイクダウンする安全策で判定勝ち。KOは多いが、顔面への被弾も多い。28歳。

じわじわと出るロフラン。ハドリーがパンチを合わせる。ロフラン詰めるが手が出ない。右一発。詰めていくロフランだがそこから手が出ず、ハドリーが牽制の打撃をヒットさせる展開。残り1分を切ってようやく連打を入れるようになったロフラン。ワンツー。ハドリーが先に打撃をヒットさせる。ホーン。

1Rハドリー。

2R。また詰めるロフラン。先に打撃を当てるのはハドリーだが、下がってケージ際に。ロフランタックル。両脇を差して受け止めたハドリー。受け止めながらボディに膝連打。離れた。詰めるロフラン。手数が増えてきたが、ヒット数が少ない。右フックを入れるロフラン。しかしローブローがありタイムストップ。再開。圧を強めてきたロフラン。しかしやはり手数では負けている。ロフランタックルへ。タイミングは良かったがケージでこらえるハドリー。スタンドバックからシングルレッグに切り替えたロフランだが、切って離れたハドリー。ロフラン組んでがぶる。ハドリー膝をつくと下に。ロフランハーフからパウンド。ホーン。

2R微妙。終盤の展開でロフランか?

3R。詰めたロフランがタックル。ハドリー脇を差して受け止める。投げを狙ったロフランだが、ハドリーがバックに回る。正対すると離れた。また詰めるロフランだが、上体が動いておらず、ハドリーのパンチを貰っている。ロフランタックル。ケージで耐えるハドリー。ハドリー離れ際に左フックをヒットさせぐらつかせた。ジャブを入れるハドリー。ロフラン右オーバーハンドをヒット。相変わらずプレスしていくが、そこから先のヒット数に差がある。詰めたところにハドリーの打撃をもらう展開。距離を取り流すハドリー。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でハドリー勝利。

手数と工夫が足りなかったロフラン。

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