ウェルター級タイトルマッチ5分5R。
地元イギリス在住のエドワーズは2022年8月にカマル・ウスマンを破り王座獲得。現UFC王者の中では最古参となる。勝てば防衛回数もマカチェフの3回に並ぶ。左のパンチ・左のハイが武器で、ウスマンからタイトルを奪ったのも左ストレートからの左ハイでのKOだった。挑戦者ムハメドは地味強のイメージがあるが、UFC14勝中3フィニッシュのムハメドに対し、エドワーズも14勝中4フィニッシュと判定決着が多い。UFC18戦目にして、地元イギリスでの試合は7回目(アメリカでは6試合しかしていない)。32歳。
ムハメドはUFC19戦で14勝3敗1NCのハイアベレージにして、ようやくタイトル初挑戦。フィニッシュ率と人気の低さからか、なかなかチャンスが与えられず、メイン登場もまだ3回目。かつてはグラップラーだったが、すでに打撃でも勝負できるほどに打撃のスキルが上がっている。36歳。
エドワーズは2015年以来負けなし、ムハメドは2019年以来負けなし。2021年の両者の1度目の対戦は、エドワーズのアイポークによりノーコンテストとなっている。
オーソのムハメドにエドワーズはサウスポー。圧を掛けたムハメドがケージに詰めるとダブルレッグ。リフトしてテイクダウン!ガードのエドワーズが下からダブルアンダーフック。体を起こしたムハメド。スペースが出来たところで立ち上がるエドワーズ。スタンドバックになるムハメドだが、ケージ際で正対したエドワーズ。今度はエドワーズがタックルを狙うが、脇を差してディフェンスするムハメド。エドワーズ肘を入れて離れた。間合いが近い。ムハメド右ミドル。エドワーズはジャブ、左ミドル。首相撲から腹にヒザを入れたエドワーズ。前蹴り。ムハメド手が出ていない。右ハイ。また詰めてきたムハメド。エドワーズまたケージを背負う。ジャブの刺し合い。左フック。アッパーを入れたムハメド。ケージを背負ったエドワーズにパンチでガードを上げさせてダブルレッグ。またテイクダウン。密着したまま殴っていくムハメド。ホーン。
1Rムハメド。
2R。すぐに圧を×ムハメド。ケージを背負うエドワーズだが、ムハメドまたパンチからタックルへ。今度は受け止めて右脇を差したエドワーズだが、ムハメド四つから大内テイクダウン。背中を向けて立ったエドワーズ。スタンドバック。小股すくいで頭から落としたムハメド。ハーフバックからパウンド。両足フック。足のフックを外して立ったエドワーズ。後ろに崩すムハメド。エドワーズすぐ立ったが、また小股すくいで投げるムハメド。また立ったエドワーズ。テイクダウンを狙っていくムハメド。ダブルレッグに入るが、今度は小手を巻いて防いだエドワーズ。入れ替えてケージに押し込みボディロックから投げる。ムハメドが膝をついてこらえるとそのまま両足フックしバックマウントを狙う。ムハメド正対して立とうとする。スタンドバックの体勢に。ホーン。
3R。また圧を掛けるムハメド。エドワーズ左ハイ。しかしまた圧を掛けられケージ際に。ムハメドダブルレッグでテイクダウン。背中を向けて立つエドワーズ。スタンドバックになるが、エドワーズ脇をくぐって逆にバックに回った。両足フックしておたつロックの体勢。ムハメドは逃げるよりもディフェンスに専念。エドワーズバックのまま3R終了。
3Rエドワーズ。これで流れが変わるか。
4R。すぐに間合いを詰めるムハメド。エドワーズケージを背負う。左ハイ。ブロックしたムハメド。すぐに出るムハメドに左右のパンチを入れる。しかしムハメドが圧を強めるとケージ際に。アッパーを入れたムハメド。タックルを警戒しているのかパンチを貰っているエドワーズ。ムハメドタックル。すぐに脇をくぐってバックに。両足フックしてバックから肘・パウンド。今度はムハメドがおたつロック。バックから殴りつつチョークを狙う。エドワーズも動けない。ローリングするエドワーズ。上を取った。しかし残り30秒。背中を向けて立とうとするムハメドにパンチを入れるがホーン。
4Rムハメド。エドワーズは防衛にはフィニッシュか10-8が必要。
5R。近い間合い。下がらずパンチで打ち合うエドワーズ。左ハイ。左ボディ。ムハメドタックル。切ったエドワーズだがケージ際に下がった。ムハメドまたタックル。スタンドバックに。膝を着いたエドワーズから四の字バック。時間を使えば王座獲得は間違いないムハメド。首を巻いてチョーク。決まらないがキープして時間を使っていく。残り1分。エドワーズなすすべなし。残り45秒で反転。ムハメド下からホールド。上から肘を入れるエドワーズ。カットしたムハメド。時間がない。肘を連打したがタイムアップ。両手を上げたムハメド、エドワーズは勝利アピールなし。
48-47×2、49-46の3-0で新王者ベラル・ムハメド誕生。