UFC on ESPN61:第7試合・クリス・グティエレス vs. クアン・レー

バンタム級

当初グティエレス vs. ジャビット・バシャラートのハイアベレージノーランカー対決がセミだったが、バシャラート欠場で初参戦のクアン・レーに変わったために降格。

UFCきってのカーフキッカーグティエレス。2018年のUFCデビュー戦はラオーニ・バルセロスに2Rチョークで一本負けしたが、そこから7連勝でランキング入り。しかしペドロ・ムニョスに判定負けすると、アラテン・ヘイリには判定勝ちしたが、前戦はUFC初メインでソン・ヤドンと対戦。次第にヤドンペースになり、最後は一方的な展開となって1Rも奪えないまま判定負け。ランキングからも外れている。33歳。

クアン・レーはベトナム生まれでアメリカ在住。LFAでプロデビューすると、ここまで8戦全勝。9月にコンテンダーシリーズ出場予定だったが、試合1週間前に急遽代役でのUFCデビューが決まった。バックボーンはキック・柔術で、グラウンドでは下になってからスイープで上を取り返して攻めるグラップラー。32歳。

パンチで出たレーだが、グディエレスは必殺カーフキック。グティエレスのミドルをキャッチしてテイクダウンしたレー。ハーフ。しかし下から脇を差して立ったグティエレス。またカーフ。ジャブ。レーが右を打ち込んで出る。またカーフを入れるグティエレス。効いてきたレー。残り1分。グティエレス距離を取りカーフ。追っていくレーだがステップしてかわすグティエレスグティエレスの蹴り足をキャッチしてまたテイクダウンしたレーだが、すぐにホーン。

1Rグティエレス

2R。またカーフを蹴っていくグティエレス。パンチで出るレーだが距離を取られる。今度はインロー。レータックル。ケージに押し込むと脇をくぐってスタンドバック。バッククリンチからテイクダウンを狙うがこらえるグティエレス。ケージから引き剥がそうとして引いたところで背中に乗ったレー。バックマウントで後方に引き込んだ。足のフックを解除したグティエレス。レーが上になりグティエレスのガード。インサイドからヒジ。腕十字を狙うグティエレス。サバいて防いだレー。鉄槌、パウンド。ホーン。

2R序盤はカーフを効かせたグティエレスだが、その後のコントロールでレーに入っているかもしれない。

3R。距離を取るグティエレス。またカーフキック。レー詰めていくが手が出ていない。グティエレスの前蹴りをキャッチしたレー。スタンドバックに。しかしグティエレスクラッチを切って離れた。グティエレスインロー。レータックルに。しかし両脇を差して受け止めたグティエレス。離れ際にカーフキック。またカーフ。距離を詰めるレーをバックステップでかわしてパンチを入れるグティエレス。そしてカーフキック。レー完全に効いたか、ケージを背負う。グティエレスバックスピンキック。またカーフ。残り1分。ジャブからカーフ。レーパンチで出るがまたカーフ。残り30秒で組み付いたレーだが、グティエレス受け止めるとヒザを入れる。残りわずかで引き込みを見せたグティエレス。タイムアップ。

判定三者29-28でグティエレス勝利。

レーはMMA初黒星を喫したが、緊急出場で相手がランキング手前のグティエレスということを考えたら上出来。できればカーフを効かされる前にチャンスを作りたかったが。

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