PANCRASE347:セミファイナル・ソルト vs. 藤野恵実

女子ストロー級タイトルマッチ5分5R。

両者オーソドックス。中央で待ち構えるソルトの回りをサークリングする藤野。蹴りで牽制するソルトだが、まだ間合いの外。藤野もまだ間合いに入れない。左右のパンチで飛び込んだがヒットせず。前蹴りを腹にヒットさせたソルト。パンチで飛び込む藤野だがソルトバックステップでかわした。ソルトのパンチが顔面を捕らえる。蹴りを入れるソルト。藤野も詰めてパンチを打ち込んだ。残り1分。ステップで角度を変えながら蹴りをヒットさせていくソルト。間合いが詰まったところで藤野もパンチを放つが、ソルトも打ち返し交錯する。ホーン。

1R三者ソルト。藤野の左目が腫れており、ドクターチェックが入る。続行。

2R。圧を強めてきたソルト。左右の前蹴り、ロー。藤野が蹴りをキャッチしてタックルにつなげる。ケージに押し込んだが、ソルトは腕を差させない。押し込みながらパンチを入れる藤野。テイクダウンを狙うが、ソルトは首相撲からヒザを入れると離れた。左右の前蹴りを入れるソルト。四つに組んだ藤野だが、ソルトはケージを背負ってテイクダウンディフェンス。藤野放して左右のパンチを打ち込んだ。残り1分。ソルトがバックブローを放つが、打ち終わりにパンチ連打を返す藤野。ホーン。

2R一者藤野、二者ソルト。藤野は判定勝ちするにはこの後1Rも落とせない。

3R。藤野がパンチで出るが、ケージ際で入れ替えて押し込むソルト。藤野ギロチンで引き込もうとするが、胸を張って引き込ませないソルト。解除して離れた藤野。ステップしながら蹴りを入れるソルト。詰めた藤野。ケージに押し込むと右を打ち込んだ。入れ替えて押し込むソルトだが、さらに入れ替える藤野。残り1分。押し込みながらヒザ・パンチを入れるが、ソルトもヒザを返す。残りわずかで離れた。ホーン。

3R一者ソルト、二者藤野。

4R。距離を取りジャブを入れていくソルト。藤野の飛び込みはバックステップでかわす。前蹴りを出したが、藤野はキャッチするとケージに押し込んだ。ヒザを返すソルト。離れた。組んでケージに押し込む藤野だが、引き剥がすソルト。ステップインしてジャブを当てていく。ジャブ・前蹴り。藤野出られない。ソルトバックブローをヒットさせる。藤野飛び込んでケージに押し込む。四つから離れ際にパンチを打ち込む藤野だが、ソルトは距離を取って前蹴り。ホーン。

4R三者ソルト。最低でも二者が4R中3Rをソルトにつけており、藤野が勝つにはフィニッシュが必要に。

5R。距離を取りパンチを入れるソルトだが、藤野がパンチで飛び込むとケージに押し込む。藤野は押し込まれた体勢からソルトの首をネルソンでホールドする。背中を向けたソルトだが、さらに向き直ると離れた。ソルトの蹴りをキャッチした藤野。しかしソルトがケージに押し込むとボディにヒザを入れて離れた。残り1分。距離を取りながらジャブを入れるソルト。追っていく藤野だがステップするソルトを捕まえられない。タイムアップ。

49-46、48-47、50-45の3-0でソルトが王座初防衛に成功。藤野は修斗パンクラスの同時戴冠ならず。

王座を防衛したソルトは「ベルトを手にしてからプレッシャーがすごくて、必死に練習してきました。まだまだ手放したくないので、これからも練習します」と感極まりながらマイク。

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