UFC on ESPN+101:第5試合・テイラー・ラピルス vs. ヴィンス・モラレス

バンタム級

地元フランスのラピルス。2016年に、UFC3勝1敗の戦績ながら契約を終えたが、その後もローカルで戦い続け、2022年のパリ大会に合わせてUFCと再契約。2022年の試合は欠場となったが、翌年のパリ大会で復帰戦が組まれ判定勝ち。2戦目は無敗のファリド・バシャラートに押さえ込まれる展開で判定負け。前戦は元ランカーのコーディ・ステーマン相手に、テイクダウンを防いで打撃を入れる展開で判定勝ちした。32歳。

モラレスは2022年11月にUFC4勝5敗でリリースされたが、そこから5連勝・4フィニッシュで、負傷欠場の代役としてUFC再契約が決定。先月末にはUFLで変形ペルヴィアン・ネクタイで勝利している。昨年末に朝倉海のスパーリングパートナーとして来日し、推薦されて大晦日RIZINに出場すると、元谷に判定勝ちして実力を証明した。33歳。

大歓声が送られるラピルス。圧倒的ホーム。左ミドルをヒット。モラレスはなかなか間合いに入れない。蹴り足をキャッチして倒したラピルスだが、グラウンドには行かず立たせる。パンチで出るモラレスだが、まだヒットする間合いではない。リーチでまさるラピルスが打撃を入れていく。会場は大チャントでラピルスを後押し。組んで膝を入れたラピルス。前蹴り・関節蹴り。ワンツーが顔面を捕らえた。残り1分。右目尻から出血しているモラレス。ラピルスのテンカオに合わせてタックルに入るモラレスだが、ラピルス首相撲でコントロールして切った。ホーン。

1R手数でラピルス。

2R。モラレスが詰めようとするが、ラピルスの左をもらった。詰めようとすると距離を取られる。しかしラピルスの蹴りをキャッチしたモラレス。テイクダウン。が、押さえ込ませずすぐに立ったラピルス。ケージに押し込みながらヒザを入れるモラレス。ラピルスはテイクダウンをこらえるとヒジを打ち込んで引き剥がした。ワンツー。前蹴り。モラレスジリ貧。ジャブで攻めるラピルス。モラレスは有効打がない。ラピルスの飛びヒザがヒット。モラレスがまた出てきたところにテンカオを打ち込む。モラレスシングルレッグ。ケージに押し込むが、ラピルス頭を潰してこらえる。放してヒジを入れる。またシングルレッグに入るがホーン。

2Rラピルス。

3R。モラレスすぐにシングルレッグへ。ケージでこらえるラピルス。テイクダウンするが、押さえ込む前にすぐに立ったラピルス。離れるモラレス。ラピルスが逆に出てパンチを入れていく。パンチで突破口を開こうとするモラレスだが、ラピルスのパンチを被弾している。それでも出るしかないモラレス。ラピルスのヒザがヒット!キャッチしようとしたが引き剥がすラピルス。モラレス残り1分半でまたタックル。テイクダウン。すぐに立とうとするラピルスだが、モラレスすぐにレッグマウントに捕らえた。しかしそこから上半身を押さえ込もうとしたところで足を引き抜いて立つラピルス。立ち際に首を狙っていくモラレスだが引き剥がされた。モラレス最後の逆転を狙ってパンチで出ていくが、ラピルスのバックヒジをもらった。タイムアップ。

判定三者フルマークでラピルス勝利。

ローカルでは無双していたモラレスだが、ラピルスとは相性が悪かった。ほぼ攻めを潰され完敗。

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