ミドル級。
アウメイダはメインでタイトル防衛戦を行うアレックス・ペレイラにキック時代1勝2敗の戦績を残している。しかし34歳からの遅いMMA本格転向で、打撃は強いがMMAへの適正にはまだ難がある。UFCデビュー戦はケージでテイクダウンをこらえながら打撃を打ち込み、パウンドでKO勝ちしたが、前戦は元ランカーのロマン・コプィロフ相手に簡単にテイクダウンを奪われ、リカバリーもできないことを露呈してスプリット判定負け。今回はアレックス・ペレイラとトレーニングしてきたとのことだが、ペレイラと同じ元キック世界王者とはいえ、年齢的にもUFCでトップに立てるかは微妙なところ。36歳。
ポティエリアはUFC2勝4敗。2勝の相手は引退試合のショーグン戦と、UFCデビュー戦のロベルト・プリチェック戦。前戦はUFCブラジル大会で、ミシェウ・ペレイラにバック宙パスガードからのギロチンで一本負け。パスガードの際、ペレイラの膝がニードロップとなり顔面にも当たっていて物議を醸したが、裁定は変わらず。28歳。
積極的に打撃を出していくポティエリア。アウメイダは様子見。ボディへのジャブから右ミドル。飛び込んでワンツーを入れるポティエリアに右フックを返したアウメイダ。ポティエリアタックル。ケージに押し込んだ。引き剥がして離れるアウメイダ。右ミドルから右オーバーハンド。さらに詰めると組みに来たポティエリアを引き剥がす。しかしポティエリアまたタックル。また引き剥がしたアウメイダ。ポティエリアの蹴りをキャッチして逆にテイクダウンを狙ったアウメイダだが、無理せず放す。右を入れたアウメイダ。徐々に手詰まりになってきたポティエリア。アウメイダカーフキック。ポティエリアタックル。ケージ際でテイクダウンしたが、アウメイダすぐにケージを使って立つ。スタンドバック。クラッチを切って離れたアウメイダ。ホーン。
1R打撃で上回ったアウメイダのラウンド。
2R。またミドルで攻めるアウメイダ。ポティエリアワンツー。詰めてきたアウメイダ。組もうとしたポティエリアだが引き剥がされる。その際アイポークがあり、アピールしたポティエリアだが、レフェリー見ておらず続行。が、直後にアウメイダのボディブローが金的に入り、結局タイムストップ。再開したが、すぐにまたアウメイダの指がアイポークに。またストップ。気持ちが切れたのか、座り込んでしまうポティエリア。しかし立ち上がり続行。ミドルを蹴るアウメイダ。ポティエリアまたアイポークのアピール。しかしポティエリア間合いを詰めるとタックルへ。テイクダウン。押さえ込んでハーフで固めた。ヒジを入れるポティエリアだが、アウメイダケージ際で立ちに行く。立った。スタンドバックから投げを狙ったポティエリアだが、アウメイダこらえて離れた。蹴りを入れるアウメイダだがキャッチしてシングルレッグに入ったポティエリア。簡単に倒されたアウメイダだがギロチンに抱えている。けっこう深い。そのまま反転してマウントで絞める。外れたがなおもマウント。強烈なパウンド・ヒジ。下からしがみつくポティエリアだが、引き剥がしてヒジを入れるアウメイダ。残り1分。反転して亀になったポティエリア。ハーフバックから殴るアウメイダ。両足フックするとまたマウントに。パウンド・ヒジ。ホーン。
2Rアウメイダ。
3R。右を入れたアウメイダ。ポティエリアミドルからパンチを入れるが、またアイポーク。レフェリー続行させる。アウメイダの指がちょくちょく前を向いているし、レフェリーがもっと注意をすべきでは。右を入れたアウメイダ。また右。効いたポティエリアが下がる。出てきたアウメイダにタックル。しかし引き剥がしたアウメイダ。組み付いたポティエリア。アウメイダ両脇を差すが、ケージを背負う。押し込むポティエリアだが動きがないのを見て、レフェリー高速ブレイク。アウメイダが打撃で出る。右をヒット。ポティエリアダメージからなのか、気持ちが切れ気味。また組んだポティエリア。ケージに押し込むが、差し返したアウメイダ。ポティエリアに攻める様子がないのを見てまた高速ブレイク。ガードを下げているポティエリア。パンチで出て組み付いたポティエリアだが、また四つで休むだけになり、またすぐブレイク。ポティエリアシングルレッグ。ケージでこらえたアウメイダ。離れる。パンチで出るアウメイダ。ポティエリアがヒザを出したが、キャッチしてテイクダウンを狙う。が、際で下になるアウメイダ。ガードで抱えてタイムアップ。
勝ったアウメイダだが、ミドル級最下層のポティエリアを仕留めきれず。ケージを使ったテイクダウンディフェンスとリカバリーはできるが、ケージ中央でタックルを仕掛けられると割と簡単に倒されてしまう。アイポークもやりすぎ。レフェリーの見逃しがなかったら、3回目は減点されていたかもしれない。