女子ストロー級。ロドリゲス6位、ルシンド14位。
ロドリゲスは一時王座挑戦圏内に入っていたが、ここ4戦では1勝3敗で、ややランキングを落とした。ムエタイベースのストライカー。前戦はUFC300記念大会で、元王者のジェシカ・アンドラージと対戦し、接戦となったがスプリット判定負け。トップ10ランカーでは最年長の37歳。
ルシンドは下位ランカーだが、同じブラジルのベテラントップランカーに挑むチャンスを与えられた。思い切りのいい打撃と、四つからのテイクダウンが武器で、UFCデビュー戦で判定負け後は3連勝中。前戦では元タイトル挑戦者のカロリーナ・コバルケビッチに打撃・組みで上回って三者フルマークの完勝。女子ストロー級最年少の22歳。
ジャブで出るロドリゲスにルシンドは蟹挟みを狙う。外され離れた。右を入れたロドリゲス。ワンツー。打ち終わりにパンチを返すルシンド。ルシンドのミドルをキャッチして倒したロドリゲスだが立たせる。右で飛び込むロドリゲス。ルシンドもワンツーを出すが、間合いが遠くヒットしない。踏み込んで右を入れたルシンド。ロドリゲスの右がヒット。ぐらついたルシンド。パンチで出たロドリゲスだが、ルシンドが四つでクラッチしてテイクダウンを狙う。倒してハーフに。残り1分。ハーフで固めるが時間がない。残り10秒で足を抜いてハーフにして殴る。ホーン。
ルシンドに終盤のテイクダウンはあったが、効かせたパンチもあり1Rはロドリゲス。
2R。ワンツーを入れるロドリゲス。ルシンドタックルに行くが、首相撲に捕らえて組み付かせないロドリゲス。また組みに行くがロドリゲスバックステップでかわす。右を打ち込んでロドリゲス。そのままケージに押し込んだが、入れ変えたルシンド。強引に投げを狙うが、諦めて離れた。ロドリゲスのワンツーがヒット。右オーバーハンドを打ち込むルシンド。さらに組み付くが、ロドリゲス首相撲で防ぐと引き剥がした。ルシンド今度はケージ中央で胴タックルからクラッチ。そのままサバ折りでテイクダウン。ハーフで固める。上になっているがちょっと攻撃が少ない。固めるのみ。レフェリーアクションをヒジ。固めながらアングルルシンド。が、レフェリーブレイク。パンチで出るロドリゲス。首相撲に。引き剥がすルシンドだがホーン。
2Rもロドリゲス。ルシンド、テイクダウンしても固めてるだけでもったいない。
3R。ジャブを入れたロドリゲス。ルシンドタックルからダブルアンダーフック。サバ折りでテイクダウン。マウント!しかしフィニッシュが必要なことは理解しているか。ルシンドがアゴで目を押したとして口頭注意でブレイクをかける。ルシンドもったいなさすぎる。パンチを入れるロドリゲス。パンチからミドルを入れたロドリゲスにルシンドが組みに行くが、首相撲に捕らえてクラッチさせないロドリゲス。離れるルシンド。ジャブを入れる。ヒジ。スタンドでも手を出すのはロドリゲス。首相撲から四つで投げたロドリゲス。ルシンド引き込み気味に下になると足関を狙う。起き上がりパウンドを入れるロドリゲス。上になったルシンドだがロドリゲスガードで凌ぐ。下からヒジ。タイムアップ。
29-28ロドリゲス、29-28ルシンド、29-28ルシンド。スプリットでルシンド勝利。
ランキング6位を下したロドリゲスだが、内容は負けに等しい。3Rともテイクダウンは奪っていたが、そこからの攻めが少なかった。毎回割と後の方で試合が組まれ、基本的に近いランキング同士での試合が組まれるUFCで、下位からいきなり上位ランカーとの対戦が組まれるなど期待されていて、結果は出しているが、このままだとさらに上位相手だと厳しくなる。
#UFC307 Official Scorecard: Marina Rodriguez vs Iasmin Lucindo (@iasmin_lucindo)
— UFC News (@UFCNews) 2024年10月6日
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判定は3Rとも割れている。大きな差ではなかったことは確かだが、ルシンドにとっては3Rとも落としていたとしてもおかしくない内容で、反省の多い試合。
メディアのジャッジも割れている。