バンタム級だったがアルグエタが2.5ポンドオーバーしキャッチウェイトに。
アルグエタはフェザーで1勝1敗の後バンタムに落としたが、ここまで0勝1敗2NCでまだ勝ち星なし。初戦はギロチンで落としたかに見えたが、相手が落ちておらずレフェリーのミスと判断されノーコンテストに。2戦目は判定負けだったが相手の禁止薬物発覚によりノーコンテスト。前戦はDWCSからのUFCデビュー戦となる日系ブラジル人ジェアン・マツモト相手にタックルでテイクダウンを奪い優勢に試合を進めていたが、徐々に消耗し、2R終了間際にギロチンに捕まり残り1秒で一本負けした。バックボーンはレスリングで、テイクダウン主体に攻めるスタイル。31歳。
オーストラリアのハドンは8月のDWCSで勝ってUFCとの契約を決めてから、2ヶ月弱でのUFCデビュー。キャリア7勝1敗で、唯一の敗戦は今年フライ級王座に挑戦したスティーブ・エルセグ(当時はバンタム級)。その後オーストラリアの2大フィーダーショーの1つ、HEXでバンタム級王座を獲得。DWCSでは1Rにパンチでダウンを奪ってからのリアネイキドチョークで一本勝ちした。26歳。
ハドンがプレッシャーをかける。ヒジを打ち込むアルグエタ。タックルにつなげるとシングルレッグでテイクダウンを奪った。しかしケージを使って立ったハドン。またパンチで出る。積極的にパンチを打ち込むが、アルグエタ組むとボディロックから投げを狙う。こらえるハドンだがスタンドバックに。ケージで正対したハドン。ヒザを入れて離れた。左右のパンチを入れるハドン。ヒット。左ボディ。左右の連打。またタックルに入ったアルグエタ。こらえたハドンだががぶりに切り替える。しかし振りほどいて離れるハドン。すぐにパンチで出るハドン。ワンツーがヒット。休ませない。アルグエタのタックルを切ったハドンだが、またすぐにがぶりに切り替えるアルグエタ。すぐギロチンで引き込んだ。が、首を抜くハドン。押さえ込まれず立ったアルグエタ。またすぐにパンチで出るハドン。かなりハイペースだが、アルグエタが先に消耗してきた。タックルを受け止めてケージに押し込む。離れたアルグエタ。すぐにまたパンチで出るハドン。アルグエタはパンチを返すと四つに組んだが、ハドンがヒザを入れる。ホーン。
1Rハドン。両者消耗しているが、よりきついのはアルグエタか。
2R。すぐプレスするハドン。右ミドル・右ストレートがヒット。アルグエタもパンチを返すが、ハドン逆にタックル。虚を突いてテイクダウン。サイドに着いたがガードに戻したアルグエタ。しかしすぐまたハーフに。背中を向けたアルグエタ。背中に乗ったハドン。しかしアルグエタはケージ際で下に落として初めて上をキープする展開に。パウンド・ヒジ。背中を向けて立ちに行くハドン。アルグエタのスタンドバックに。強引に抱え上げて投げたアルグエタだが、投げっぱなしで放してしまい、ハドンに立たれる。アルグエタのタックルにハドンカウンターのヒザをヒット。アルグエタまたタックルへ。切ったハドンだが、アルグエタまたがぶりに。振りほどいて立つハドン。ハドンも疲れからガードが下がっているが、それでもプレスしていく。ケージまで下がらせて右がヒット。ホーン。
2Rハドン。
3R。すぐ打撃で出るハドン。右をヒット。軽快に連打を入れていく。アルグエタのタックルを切る。バックブロー。アルグエタもバック肘を返した。連打を入れていくハドンだが、強いパンチではなく打たれながら出ていくアルグエタ。組みに行くが引き剥がすハドン。またパンチ連打で出る。しかし攻め疲れで消耗してきた。アルグエタのカーフキックでスリップダウン。すぐに立ったハドン。またプレッシャーをかけてケージを背負わせると、ボディ・顔面にパンチをヒット。残り1分45秒でアルグエタタックル。切りきれず倒されたハドンだが、押さえ込ませずに立ったハドン。立ち際にまたタックルに入るアルグエタ。しかしケージで耐えるハドン。放してまたタックルに入るがこれも切られる。またタックル。切ってスクランブルから上を取るハドンだが、アルグエタ下から蹴り上げると立ち上がる。アルグエタ最後までタックルへ。ハドンがこらえてタイムアップ。
判定結果の前にアルグエタのコーナーに行き、健闘を称えるハドン。
三者30-27でハドンがUFCデビュー戦勝利。序盤からハイペースで打撃を打ち込んでいき、後半消耗もしていたが、最後まで手を出し続けて押し切った。しかし手数重視だった分、打撃には倒す一発の重さはなかった。
アルグエタはこれで4戦勝ち星なしの上、体重オーバーもあり苦しくなった。