女子バンタム級だったが、マリンズが1ポンドオーバーし、キャッチウェイトに。
イギリスのマリンズはMMAのプロデビューが30歳と遅かったが、1年半で5勝しUFCと契約。UFCデビュー戦でロシアン・ロンダの異名を持つイリーナ・アレクシーバと対戦すると、組みついてテイクダウンする展開でアレクシーバがガス欠となり判定勝ち。この1戦のみでランキング入りした。続くノーラ・コノール戦は1Rは組みでペースを握ったものの、2Rにコノールの腹へのヒザが効いて嫌倒れしてしまい、KO負けでMMA初黒星を喫した。33歳。
ポーランドのシグワは当初予定されていたモンツェラート・レンドンの代役としてUFCデビューを果たす。プロデビュー戦は、グローブではなく薄い拳サポーターを着用し、リングではなく巌流島のようなロープ・ケージのない舞台での試合(MMAとしての戦績としてはカウントされていないが)で行っており、ヒールホールドで一本勝ち。2戦目には同じ相手と通常のMMAルールでダイレクトリマッチで対戦したが敗れており、これがキャリア唯一の敗戦となっている。その後は6連勝中。バックボーンは柔術。25歳。
ジャブで牽制するマリンズ。シグワは距離をキープし関節蹴り。詰めてパンチを打ち込むマリンズにシグワも打ち返し顔面にヒット。前に出たマリンズを四つで組み止めたシグワ。投げを狙う。こらえるマリンズ。シグワが倒しかけたが、マリンズ首投げへ。投げたが首を抜いたシグワがバックに。マリンズ立ったがスタンドバック。しかし正対するとマリンズがダブルアンダーフックから外掛けテイクダウン。残り1分半。ハーフ。ガードに戻そうとするシグワにヒジ・パウンドを入れる。シグワ下の技術はあまりない?足を抜いてマウントにしたマリンズ。残り15秒でパウンド・ヒジのラッシュ。シグワが嫌がって亀になったところでホーン。
1Rマリンズ。
2R。パンチで出たシグワだが、マリンズすぐに四つに組むとまた外掛けテイクダウン。1Rの攻防で組みとグラウンドなら問題ないと見たか。すぐにマウントへ。パウンド。右手でシグワの右腕を固定しながら左腕でパウンド連打。背中を向けて動けず殴られるシグワ。レフェリーストップ。
マリンズ、グラウンドの差を見せて完勝。試合後にセコンドから黒帯が授与される。
シグワは今日の試合を見る限り、グラウンドはサッパリの模様。