UFC on ESPN+106:第1試合・マハシャテ vs. ニコラス・モッタ

ライト級。

中国のマハシャテは2021年のDWCSで勝利しUFCと契約。UFCではスタンドで下がりながらの右フックで相手の意識を飛ばしてKO勝ちし、鮮烈なデビューを飾ったものの、そこから2連敗。後がない状況で迎えた今年4月の4戦目は、UFC7勝7敗のベテラン・ガブリエル・ベニテスと対戦し、接戦となったがスプリット判定勝ち。UFC戦績を2勝2敗の五分に戻した。ライト級では大きめの体格を活かした打撃が武器。24歳。

ブラジルのモッタもUFC2勝2敗(1NC)。14勝中10KOで、うち8試合が1RでのKO勝ち。UFCでの2勝も1RでKOしての勝利。現在はラスベガスのエクストリーム・クートゥアに所属しており、ここまでの戦績はすべてアメリカとブラジルでのもの。キャリア初のアジアでの試合に向け、タイでファイトキャンプを張って準備してきた。31歳。

両者オーソドックス。両者間合いに入らず、前手を出して距離を測る。ジャブを出すモッタだがまだ距離が遠く届かない。モッタのカーフキックがヒット。飛び込んで左右のフックを入れるとマハシャテは首相撲に捕らえてヒザを一発入れる。モッタがまた飛び込み左フック。ジャブ。また飛び込んできたモッタを首相撲に捕らえてヒザ!バランスを崩して倒れたモッタ。すぐに立ちがる。マハシャテまだ自分から攻めない。モッタが飛び込んで左ボディからワンツーを打ち込む。マハシャテもワンツーを入れたがまだ間合いが遠い。モッタが出てきたところにテンカオを合わせるが、パンチ連打で出るモッタ。ケージまで下がるマハシャテ。サークリングで距離を取る。残り15秒で飛び込んだモッタが左右の連打を打ち込むと左アッパーがヒットしマハシャテダウン!タックルで凌ごうとするマハシャテだが、モッタ切ってケージを背負ったマハシャテにパンチのラッシュ。1R終了のホーンに救われたマハシャテ。

1Rはモッタが優勢に試合を進めた。

2R。モッタがパチで先手を取る。右フックがヒット。さらに左フックから右ストレートでダウン気味に倒れたマハシャテ。すぐに立ち上がると深追いしないモッタ。マハシャテ前に出ると飛びヒザを見せる。モッタはカーフキック。ジャブを突くマハシャテ。前蹴り。しかしまた飛び込んで間合いを詰めるモッタ。左右のフックを入れる。マハシャテパンチを返して距離を取る。遠い間合いからジャブを放つマハシャテだが、モッタは腕でブロック。残り30秒でまた詰めてきたモッタ。しかしマハシャテの右をもらうと下がる。マハシャテ追っていかない。2R終了。

2Rに入り手数が増えたマハシャテだが、まだモッタに先手を取られている。

3R。モッタが蹴りを出していく。モッタの飛び込んでの右がクリーンヒットしマハシャテダウン!すぐにマウントを取りヒジの連打を入れるモッタ。背中を向けたマハシャテ。バックマウントを取るモッタがチョークを狙う。マハシャテはモッタの腕を掴んでディフェンス。反転してマウントを狙ったモッタだが、上を取られる間際にマハシャテが立ち上がりスタンドに。パンチからヒジを入れるマハシャテ。無理に攻めないモッタに対し、マハシャテが先にパンチを出していく。モッタは距離を取りサークリング。追っていくマハシャテ。前蹴り、右オーバーハンドを放つがブロックされる。残り20秒になりモッタが前に出てきた。両者ともに観客を煽ると、残り5秒で足を止めて打ち合う。タイムアップ。

ジャッジ三者30-27でモッタ勝利。地元中国のマハシャテはダウンのピンチを乗り切ったものの判定負け。

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