ライトヘビー級。
ペトリーノはキャリア全勝でUFCと契約し、UFCでも4連勝。勢いに乗る中、今年5月の地元ブラジル大会で、初のランカー挑戦となるアンソニー・スミス戦が組まれた。このところすっかり打たれ弱くなり、打撃で追い込まれて防戦一方となってKO負けする展開が続いているスミスが相手だけに、オッズでは大差でペトリーノがフェイバリットだったが、序盤不用意にタックルに入ったペトリーノがスミスのギロチンに捕まってまさかのタップアウト負け。キャリア初黒星となってしまった。27歳。
ジャコビーはMMAからキックに転向し、GLORYでタイトル挑戦する実績を残してからMMAに出戻った鈴木千裕パターンの選手。UFCデビューから7戦で6勝0敗1分の成績を残してランキング入りしたが、その後は1勝4敗と、相手のレベルが上がったことで戦績も振るわなくなってきている。前戦は元タイトル挑戦者のドミニク・レイエスとの対戦で、4連敗中のレイエスに対し積極的に攻めていったものの、詰めたところにもらった左フック一発で効かされて逆転KO負けした。36歳。
両者とも、前戦は現在落ち目のかつての王座挑戦者との対戦だったが1Rフィニッシュ負け。勝ったレイエスとスミスは先週のUFC310で対戦し、レイエスが勝利している。
両者オーソドックス。ローで牽制。左右のフックを打ち込んだがヒットせず。詰める。ジャコビーロー。しかしペトリーノの右がヒットしぐらつく。ペトリーノ右ハイ。詰めるペトリーノにワンツー。ペトリーノタックルに入るが、切ってバックからワンツーを入れたジャコビー。離れる。また詰めるペトリーノ。ジャコビーカーフキック。プレスしてきたペトリーノ。スーパーマンパンチ。かわされた。カーフキック。ジャコビーテンカオから左フック。さらにジャブがヒット。ホーン。
1R若干ペトリーノ。
2R。詰めていくペトリーノ。左右のパンチを出すが距離を取りかわすジャコビー。ペトリーノ右ハイ。右を打ち込みぐらついたジャコビー。しかしペトリーノ畳み掛けない。冷静に詰めていく。距離を取るジャコビー。両者間合いが遠くパンチがヒットしない。ジャブから出たがジャコビーの右がヒット。スーパーマンパンチに行くが左フックで迎撃したジャコビー。ホーン。
2Rペトリーノ。
3R。フックをだしたジャコビーだがかいくぐってタックルに入るペトリーノ。しかし切られた。カーフ。タックルを切られたがミドル。またタックル。テイクダウン。背中を向けて立ったジャコビー。スタンドバック。正対したジャコビー。ヒザ。離れた。じゃ残り1分半。ジャコビーシングルレッグ。かわされた。ペトリーノ飛びヒザ。しかしジャコビーの右が顎を打ち抜きペトリーノダウン!KO!
終盤に来て右がビッグヒット。ジャコビーの一発KO勝ち。