ヘビー級。
UFCデビュー戦となるブラジルのフェリペは25歳でMMA8戦全勝。ボクシングの試合経験もあるストライカーだが、ヘビー級は特にローカル戦績が当てにならない。
ウクライナのスピヴァクはUFC1勝2敗。こちらもUFCヘビー級では若い25歳。タイ・ツイバサにはテイクダウンを奪ってからの肩固めで勝利したが、前戦はマルチン・ティブラの拙いタックルを切れずに倒され続ける試合で判定負け。
開始と同時に飛び出したフェリペ。アップライトに構えて出ていくとワンツーを打ち込んでいく。圧されて下がるスピヴァク。下がりながらジャブ。右もヒット。フェリペもジャブを放ちガードの合間から顔面にヒット。スピヴァクがパンチ連打。頭を振ってかわしたフェリペだが、頭を下げたところにスピヴァクが膝を入れる。残り1分。スピヴァクがジャブから3連打。お互いのジャブが相打ち。フェリペがジャブから右フック。ホーン。
1R前半は手数が多かったフェリペだが、後半はスピヴァクも盛り返してきて互角に。ややフェリペか。しかしパンチがヒットしたりもらったりした時、いちいちアピールするのがウザい。
2R。さらに手数を増やしてきたフェリペ。スピヴァク左ハイ。フェリペがワンツーで出る。スピヴァクタックル。正面からでスピードもなく切られるが、スピヴァクはケージまで押し込むと肘を入れて離れた。スピヴァクの右フックがヒット。またタックル。押し込み。フェリペがワンツーで出た。左ボディ。ホーン。終了後、何事かスピヴァクに声をかけるフェリペ。
2Rも手数はほぼ五分で、ややフェリペが多い印象。
3R。スピヴァクシングルレッグ。今度は切りきれず倒されたフェリペ。バックから殴るスピヴァク。立とうとするフェリペだが、立ったところで再び投げて倒したスピヴァク。上から押さえつけながらパンチを入れていく。立ったフェリペをすぐボディロックしてテイクダウンを狙うスピヴァク。倒した。足をまたぎほぼマウント。パンチを入れていくがコツコツ殴るという感じでKOしそうにはない。しかしフェリペ逃げられず。強いパンチを入れるスピヴァク。背中を向けたところにチョーク。正対して外すフェリペ。また強いパウンド。フェリペ逃げられず、止められかねない。動いてハーフにしたフェリペだがなおも打たれ続ける。しかし時間がない。ホーン。
3Rは10-8スピヴァク。1,2R両方フェリペならドローだが…。
29-28、29-27×2でスピヴァク勝利。
フェリペが悪態をついてエキサイトするスピヴァク。セコンドがなだめてフェリペはそのまま退場。態度悪い。
丁寧に頭を振って打撃を打ち込んで行ったフェリペ、3Rスタミナ切れしなかったのは良かったが、UFCレベルの選手はKOできず。そしてテイクダウンされるとザルということで、穴が大きすぎる。