UFC on ESPN+30:第10試合・マーク・ディアキーシー vs. ラファエル・フィジエフ

ライト級。

ムエタイカポエイラがバックボーンで、リーチが長く身体能力が高いストライカーのディアキーシーは、ローカル全勝、UFCでも3連勝で期待されていたが、ランキングに辿り着く前に初黒星を喫すると3連敗。負け方も悪く、リリース濃厚かと思われていたが、4戦目で組まれたジョセフ・ダフィー戦では、ダフィーの寝技に付き合わずパウンドを落として判定勝ち。前戦はランド・バンナータにカーフキックを効かせて終始優勢な展開で2連勝。まだ27歳と若い。

本来はアラン・パトリックと対戦予定だったが、パトリックが非公開の理由で欠場。代役でフィジエフが出場。キルギス出身で韓国ROAD FCの100万ドルトーナメントに出場し、予選を圧勝したものの拳の負傷で欠場。昨年4月のロシア大会に鳴り物入りUFCデビューしたものの、バックスピンキックでダウンを喫してのパウンドでKO負けし、MMA初黒星を喫した。前戦は中堅のアレックス・ホワイトにタックルを切ってパンチを入れる展開で危なげなく判定勝ちし、UFC初勝利。

ローを蹴るディアキーシー。四つに組んだフィジエフがボディロックしテイクダウン。フックスイープで返そうとしたディアキーシーだがフィジエフこらえてハーフに。がぶったフィジエフだがディアキーシー立ってスタンド。フィジエフがパンチから膝を打ち込む。前蹴り。スタンドでプレスしていくフィジエフ。ボディから強烈な膝。ディアキーシーたまらずタックルでしのごうとするが切られる。そのまま上をとったフィジエフ。ハーフ。立ったディアキーシー。強烈なミドルから膝を入れるフィジエフ。アッパー。ホーン。

1Rフィジエフ。

2R。肘からミドルを入れるフィジエフ。ディアキーシーのハイをスウェーでかわす。若干かすめていたが。強烈なワンツー。ディアキーシーもパンチを打ち込むがフィジエフの一発が重い。プレスするフィジエフ。フィジエフカーフキック。パンチの空振りからそのまま回転してバックブローを入れるフィジエフ。ディアキーシータックルに。受け止めたフィジエフ。出てくるフィジエフにパンチを入れていくディアキーシー。ようやくペースをつかめてきたか。フィジエフは空振りが目立つ。ホーン。

このラウンドは互角。

3R。重いパンチを打ち込んでいくフィジエフ。ディアキーシーは距離を取りつつパンチを返す。四つに組んだフィジエフがケージに押し込んだがディアキーシー離れた。パンチからアンクルピックにつなげたフィジエフだが倒せず。逆にディアキーシーがタックル。受け止めて離れ際に打撃を入れるフィジエフ。フィジエフのろーに右ストレートを合わせたディアキーシー。クリーンヒットしたがフィジエフ引かない。しかしディアキーシーのヒットが多くなってきた。残り1分。ボディを殴るフィジエフ。ややパンチの打ち方が雑。そのまま打撃戦でタイムアップ。

3Rはフィジエフか?

30-27、29-28×2の3-0でフィジエフ勝利。

後半やや空回りしたが、重い打撃を打ち込み勝利。ただ差はそこまでなかった。

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