UFC on ESPN14:第12試合・カーラ・エスパルザ vs. マリーナ・ホドリゲス

女子ストロー級エスパルザ7位、ホドリゲス9位。

TUFの初代女子ストロー級王座決定トーナメントで優勝したエスパルザ。しかし初防衛戦でヨアンナにKO負けし陥落すると、試合間隔が開き、生活が困窮してTUFの優勝賞品だったハーレーを売りに出したこともあった。その後は試合がコンスタントに組まれるようになり、現在3連勝中。レスリングバックボーンでテイクダウンからの押さえ込みで勝つスタイルだが、前回はミッシェレ・ウォーターソン相手にテイクダウンを奪えず、ジャッジが30-27と27-30で割れる接戦の末判定勝ち。

ホドリゲスはパラリンピック水泳のパンアメリカン大会で金メダルを獲得した弟がいる。24歳まで格闘技をやったことはなかったが、弟からK-1のビデオを見せられたことをきっかけにムエタイを始めた。実はその時にPRIDEのビデオも見せられており、その時は退屈すぎると思っていたとのことだが、その後MMAにもハマって、5年前・28歳の時に遅めのプロデビュー。UFCでは2勝0敗2分け。スタンドで首相撲を武器に攻めるが、テイクダウンされるとリカバリーがなく、一方的な展開になることも。キャリアは浅いが、エスパルザより1歳年上。

エスパルザシングルレッグ。テイクダウン。ガードを取るホドリゲス。インサイドから密着したまま殴るエスパルザ。体を起こしてパウンド。ホドリゲス。下から肘を入れ、左眉尻をカットするエスパルザ。ホドリゲスハイガード。スラムで叩きつけるエスパルザ。三角を狙おうとするホドリゲスだが密着され入れず。エスパルザなんと足関へ。アキレス。しかしホドリゲスが上になりパウンド。足で阻んだエスパルザがタックルへ。シングルレッグ。立たれた。パンチで出るホドリゲス。もらっている。エスパルザシングルレッグ。片膝を着いて肘連打を入れるホドリゲス。ホーン。

1Rホドリゲス。テイクダウンまでは良かったが、足関が裏目に出た。

2R。リーチ、身長で上回るホドリゲスが打撃を出す。エスパルザは打撃が届かない間合いに下がるが前に出たホドリゲスのパンチを貰う。さらにロー。エスパルザのタックルは切られる。エスパルザタックル。倒されたホドリゲスが後方に投げて逃れようとするが上をキープするエスパルザ。下から三角を仕掛けようとするホドリゲスだが入らせない。蹴って離そうとするホドリゲスだが離れないエスパルザ。こつこつパウンド。蹴って距離を作り立とうとしたホドリゲスだがすぐエスパルザが上に。下になったところで三角を狙うが読んでいるエスパルザ。残り30秒でまた足関。ストレートフットロック。しかしまたパウンドをもらってしまう。蹴って立ったエスパルザだがパンチを貰い後退。ホーン。

最後の攻防がなければエスパルザだが…。アキレスが得意なのかもしれないが、リーチ差もありパウンドをもらってしまう。

3R。プレスするホドリゲス。パンチを入れる。間合いに入れないエスパルザ。エスパルザタックルで飛び込むが切られる。シングルレッグ。片膝をついて凌ぐホドリゲスにパンチを打ち込む。が、立たれた。出ていくホドリゲスだがエスパルザタックル。テイクダウン。またガードを取るホドリゲス。インサイドから肘を落とすエスパルザ。また三角を狙うホドリゲス。防いだエスパルザ。下から殴るホドリゲス。エスパルザ立ち際にハイ。出ていくホドリゲスだがまたタックルでテイクダウン。上をとったところでタイムアップ。

2R次第か。

29-28ホドリゲス、29-28エスパルザ、30-27エスパルザ。スプリットでエスパルザ勝利。エスパルザは4連勝、ホドリゲスはMMA初黒星。

相変わらず魂のテイクダウンでエスパルザ勝利。足関で自滅しかけたが。どちらに入ってもおかしくないが、1Rエスパルザでの30-27は無い。

ホドリゲスは相変わらず下の展開が長すぎる。下攻めはしていたが読まれるので、それより得意のスタンドに戻すためにリカバリーを磨いた方がいいのでは。

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