UFC304:第10試合・アーノルド・アレン vs. ギガ・チカゼ

フェザー級。アレン6位、チカゼ10位。

地元イギリスのアレン。UFCデビューから10連勝で元王者・当時2位のマックス・ホロウェイと対戦したが、ホロウェイの壁は厚く、パンチで詰めてもサークリングですかされる展開で判定負けし、連勝がストップ。さらに前戦は、UFCデビューから7連勝中のモフサル・エフエロフと対戦し、簡単にはテイクダウンを許さなかったものの、タックルと打撃を混ぜて積極的に攻めるエフロエフに削られ、判定負けで連敗。ランキングもトップ5から陥落した。ボクシングがバックボーンのストライカー。30歳。

ジョージア出身のチカゼは、こちらもUFCデビューから連勝してランキング入りしたが、カルヴィン・ケイターに敗れて連勝が7でストップ。前戦はベテランのアレックス・カサレスと対戦し、判定での勝利だったが再起に成功した。元キック世界王者で、試合を重ねるごとにMMAへの対応能力が上がっている。35歳。

サウスポーのアレンにオーソのチカゼ。チカゼが右の蹴りを入れるとアレンがキャッチ。放した。またミドルを入れたチカゼ。奥足へのロー。詰めるアレンに右をヒット。右ボディを入れたチカゼ。アレン詰めてきた。バックスピンキックを見せる。まだアレンの打撃の距離にならない。右ストレート、右ボディを入れるチカゼ。アレン左で出る。圧を強めるアレンだが、チカゼは下がりながらサークリング。残りわずかで出たアレンに飛び膝!ヒットしたのかぐらついたアレンだが、前蹴りをチカゼの顔面にヒット。ホーン。

1Rチカゼ。

2R。喧嘩四つの前足の外側にサークリングしていくアレン。詰めて左ボディ。チカゼもジャブを合わせる。アレンワンツー。左を打ち込んだアレン。徐々にパンチの距離になってきた。チカゼもワンツーをヒット。詰めたアレンが左右のフックからミドル。オーソにスイッチしたチカゼ。右ハイ。圧を強めるアレン。左を打ち込んだがヒットせず。アレンはボディを打ち込む。左のハイを連打したチカゼ。残り1分。飛び込んだアレンの左がヒット。さらに詰めて左ボディも狙う。詰めて左右のパンチを放つアレンにチカゼもパンチ・テンカオを返す。ホーン。

2Rアレンが詰めてパンチをヒットし始めた。しかしヒット数は五分で微妙なラウンド。

3R。すぐに詰めるアレン。サークリングしつつジャブを入れるチカゼ。アレンが詰めてジャブの間合いに。チカゼの蹴りが減っている。チカゼの右ミドルに左フックを返すアレン。詰めて右を入れたアレン。サークリングしつつスイッチで距離を取るチカゼ。アレン左ボディ。サークリングするチカゼに回り込んでワンツーを入れたアレン。詰めるアレンにケージ際まで下がってサークリングするチカゼ。アレンの左フックがヒット。また左。チカゼは勝っていると思っているのか、そうでなくても逃げるしかないのか、ひたすらサークリングする展開。追っていくアレン。左右のパンチをヒット。飛び膝を放ったアレン。タイムアップ。

3Rはアレン。1R・2Rは割れるかもしれないが…。

29-28×3でアレン勝利。

素直に勝利を称えるチカゼ。チカゼにとっては特に驚きのない判定だったか。それで3Rに手が出ないのであれば、負けを覚悟したとみなされても仕方ない。

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