PFL2024#8:第7試合・ブレント・プリマス vs. クレイ・コラード

ライト級トーナメント準決勝。

元Bellator王者プリマス。2017年に無敗のままチャンドラーの王座に挑戦し、チャンドラーが開始早々に足を負傷してTKO勝ち。しかしダイレクトリマッチでは判定負けで王座から陥落。昨年のライト級GPは落選となったが、シドニーアウトローの欠場により代役で出場を果たすと、一回戦でマンスール・ベルナウイに判定勝ち。準決勝はライト級王者ウスマン・ヌルマゴメドフとの対戦で、ほぼ見せ場なく判定負けとなったが、試合後にウスマンがドラッグテスト失格によりノーコンテストに。PFLに買収された後、GPはそのまま続報がなく自然消滅状態となっているが、本来ならプリマスもまだトーナメントからは敗退していない。リーグ戦は初戦で昨年のベスト4ブルーノ・ミランダにチョークで一本勝ち。準決勝も同じく昨年ベスト4のソロモン・レンフロに3Rチョークで連続フィニッシュ勝利。1位通過を果たしている。39歳。

コラードは2021年のPFL初戦はアンソニー・ペティス、2022年はジェレミー・スティーブンス、昨年はシェイン・バーゴスと、元UFCのトップ選手相手に勝利しているが、PFLでは昨年の決勝進出が最高成績で、まだ優勝には届いていない。今年のBellatorとの対抗戦ではAJ・マッキーにギロチン→三角で秒殺一本負けしたが、リーグ初戦では元Bellator王者パトリッキー・フレイレから2RKO勝ちでまたもビッグネーム食いに成功。が、2戦目は元Bellatorフェザー級ランカーのマッズ・バーネルに、地元で入れ込みすぎて攻め疲れで判定負けした。31歳。

ワンツーを打ち込むコラードプリマスのパンチをスウェーでかわすが、プリマスタックルへ。シングルレッグ。ケージでこらえるコラード。ボディロックに切り替えたプリマス。テイクダウン。立とうとするコラードからバックマウント。尻を上げて前に落とそうとするコラードだが、プリマスは落ちずにバックから殴る。バックの体勢のまま残り1分。手打ちのパンチしか打てないプリマスだが、ディフェンスしているだけのコラードはこのままだとラウンドを落とす。残り10秒で膝を着いたコラード。バックから殴るプリマス。ゴング。

1Rプリマス

2R。パンチで出るコラード。右がヒット。プリマスタックルへ。またケージ際でボディロックに。外掛けテイクダウン。ガードを取るコラード。パスしたプリマス。また背中を向けたコラードからバックマウント。背負って立ったコラードだが、プリマスバックマウントをキープし殴る。コラードまた前に落とそうとするが、プリマスしっかりとバックキープ。膝を着いたコラード。パウンドを入れるプリマス。左右のパンチ連打。強いパンチではないが、ちょっと打たれすぎているコラード。腕を掴んで前に落とそうとするコラードだが落ちないプリマス。チョークに入るが時間がない。ゴング。

2Rプリマス。10-8あってもおかしくない。いずれにしてもフィニッシュが必要なコラード。しかし消耗している。

2R。パンチで出るコラードプリマスタックル。切ったコラードコラードがパンチで出て飛び膝。が、キャッチされテイクダウンを許した。スクランブルで逃れようとするコラード。反転して立ったが、プリマスはケージに押し込んでダブルレッグ。コラードのバックに回る。コラード立ってスイッチで正対しようとしたが、プリマスまた背中に乗ってバックマウント。しかしコラード今度は下に落とした。コラードパウンド。ボディ踏みつけ。離れて立たせたコラードプリマスちょっと疲れたか。コラードノーガードで出る。ワンツー。しかしコラードも疲れがある。バックブロー。かわされて組み付かれる。プリマスまたボディロック。脇をくぐってスタンドバックからテイクダウンしたプリマス。四の字バック。残り1分。仰向けで時間が過ぎる。コラード脱出できないまま、苦し紛れに背中のプリマスにパンチを入れる。タイムアップ。

30-27×2、30-26の3-0でプリマス勝利。

プリマス、Bellatorの100万ドルGPはどうなったか分からないままだが、PFLで賞金100万ドルに王手。

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