中国No.1プロスペクトのヤドン。今はチームアルファメールでトレーニングを積んでいる。UFC戦績は5勝0敗1分けと負け無しで来ているが、コーディ・スタマン相手にはテイクダウンを奪われる苦しい展開で反則減点もありドロー。前戦はランカーのマルロン・ヴェラ相手に僅差の1,2Rから3Rはテイクダウンを混ぜられ苦戦。ギリギリ判定勝ちしたが、メディアの判定は互角だった。成長しなければ上位と対戦するのは厳しいと思うが、どうなっているか。
フィリップスは昨年3月にUFCデビューし、ここまで2連勝中。初戦はUFCデビュー戦対決のガブリエル・シウバに圧倒し判定勝ち。10月の2戦目もUFCデビューのキャメロン・エルスと対戦し、2RKO勝ちしたが、いずれも相手がデビュー戦のため、まだUFCでのポジションがわかっていない状態。
前に出てプレッシャーをかけるヤドンだがフィリップスのパンチがヒット。リーチで上回るフィリップスのハイがヒット。一旦距離を取るヤドン。出ていくが先にフィリップスがパンチをヒットさせていく。ヤドンバックスピンキック。出ていくヤドンにジャブを入れていくフィリップス。ヤドン飛び膝を放つがヒットせず。飛び込んで右を入れたフィリップス。ヤドンもアッパーを合わせた。フィリップス飛び込んでタックル。テイクダウン。しかしヤドンすぐに引き剥がして立った。間合いを詰めたヤドン。アッパー。残り1分。右を打ち込んだヤドン。フィリップス組んでケージに押し込むが入れ替え合い。引き剥がした。フィリップスがパンチ連打で出る。ホーン。
1Rフィリップス。
2R。間合いを詰めていくヤドン。パンチを打ち込む。強打を打ち込むが、クリーンヒットせず。フィリップスタックル。片膝をついたヤドンだがケージで立って離れる。プレスするヤドン。右がヒット。プレスしてケージ際まで下がらせるヤドンだが、飛び込んだところにフィリップスが組み付いて、肘を入れて離れる。出ていくヤドンに左を打ち込んだフィリップス。ヤドンが圧を強めるがそこにタックル。テイクダウン。下からまた引き剥がそうとするが、ハーフで固めたフィリップス。しかしディープハーフから股下を抜けて立つヤドン。打撃で出ていくヤドン。ヒットしているが浅い。ホーン。
2Rフィリップス。ヤドン、テイクダウンから立つ動きは良くなっているが、パンチで攻めてもフィリップスを捕らえきれていない。
3R。出ていくヤドン。強打を放つが浅い。フィリップスまた虚を突いたタックル。しかし今度は切ったヤドン。パンチで出る。圧を強めるヤドンに対し、フィリップスは無理をせず下がる。ケージまで詰めてラッシュするヤドンだがフィリップス冷静に距離を取る。ケージに詰めていくヤドン。ラッシュするがフィリップスタックル。切りきれず尻もちに。ケージ際で立とうとする。バックに回ろうとしたフィリップスだがスクランブルで上を取ったヤドン。しかしフィリップスガードで凌ぐ。残りわずか。足関を仕掛けたフィリップス。タイムアップ。
三者29-28でフィリップス勝利。
フィリップス、序盤リーチを活かした打撃でリードしつつ、意識が打撃に向いたところでテイクダウンするクレバーな展開で勝利。これでランキング入りか。