ライトヘビー級。
ルーマニアのニコラエは27歳でMMA11勝1敗。ルーマニアローカルで全勝全フィニッシュしてUFCと契約したが初戦でUFC0勝2敗の相手にテイクダウンを奪われる展開で判定負け。2戦目はスタンドで常にプレッシャーを掛けていく展開からのケージ押し込みでスプリット判定勝ち。前戦はUFC1勝3敗のアイク・ヴィラヌエバにスタンドでのパンチでダウンを奪ってからのパウンドでKO勝ち。勝ち越しているとはいえ、UFCでは最下層レベル。バックボーンのレスリングではルーマニア王者。
ナイジェリアのエンジーチュクーは17歳の時に家族でアメリカに移住。プロデビュー後、わずか2戦でUFCの目に止まり、コンテンダーシリーズに出場したが、スプリット判定勝ちで契約ならず。翌年改めてコンテンダーシリーズで勝利し契約を勝ち取った。KO勝ちの多いハードパンチャーだが、UFC初戦は下攻めファイター・ポール・クレイグの三角に捕まり一本負け。前戦はHEAT王者ジョン・ダウンのパンチを貰い効かされ、最後はケージを背負った状態でラッシュをもらってのKO負け。
エンジーチュクーがじわじわ詰めていく。ジャブを打ち込む。ネグメレアヌ出られず。両者牽制程度の打撃が続く。エンジーチュクー前蹴り。残り1分。会場ブーイング。リーチに勝るエンジーチュクーが距離を取りながら前蹴り。両者踏み込めないままラウンド終了。
1R僅差でほぼ差がない状態から、最後まで両者ラウンドを取りに行かなかった。
2R。ネグメレアヌが良いタイミングで組み付いた。ケージに押し込みクラッチしながら膝を入れる。投げを仕掛けて膝をつかせたが、エンジーチュクーすぐ立つ。しかし押し込まれたままこらえるだけの展開が続く。会場またブーイング。レフェリーブレイク。ネグメレアヌ右オーバーハンド。エンジーチュクーもワンツーで出る。ジャブがヒット。ワンツーも入った。打撃で差が出てきた。出てきたネグメレアヌに左がヒット。ネグメレアヌタックルで押し込んだが、会場から瞬時にブーイング。足をかけてテイクダウンを狙うも本。
2Rエンジーチュクー。
3R。序盤の打撃でエンジーチュクーの指がネグメレアヌの目に入りタイムストップ。注意されていた上でのアイポークのため、エンジーチュクーに減点1。これで流れが変わったか。両者手を出していく。ネグメレアヌのタックルに飛び膝を合わせたエンジーチュクーだが、両足を束ねてテイクダウンしたネグメレアヌ。背中を向けて立ったエンジーチュクー。ケージで正対。逆にエンジーチュクーがダブルアンダーフック。膝を入れて離れた。ワンツーをヒットさせるエンジーチュクー。ネグメレアヌパンチで出るもエンジーチュクー距離を取りかわす。ワンツーを打ち込んだエンジーチュクー。打たれているネグメレアヌだが右を返していく。被弾しながらも出ていくネグメレアヌ。ネグメレアヌが左右のフックで出ていくが効かせることはできず。タイムアップ。
29-27エンジーチュクー、29-27ネグメレアヌ、29-27ネグメレアヌ。スプリットでネグメレアヌ勝利。
スコアカードでは1,2Rエンジーチュクーに入れたジャッジとネグメレアヌに入れたジャ時で割れている。
#UFC272 Official Judges’ Scorecard: Kennedy Nzechukwu vs Nicolae Negumereanu
— UFC News (@UFCNews) 2022年3月6日
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メディアのジャッジはドローとエンジーチュクー勝利が半々。