・ファイト・オブ・ザ・ナイト:イスラム・マカチェフ vs. アレクサンダー・ヴォルカノフスキー
・パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:ヤイール・ロドリゲス、ジャック・デラ・マダレナ
メインはヴォルカノフスキーが事前のオッズを覆す大健闘。1Rの攻防を見る限りは、マカチェフのテイクダウンを切れないと厳しいかと思われたが、ラウンドが進むに連れてクリーンテイクダウンを許さないようになり、最終ラウンドについにパンチをヒットさせてダウンを奪った。マカチェフも最後の引き込みは計算づくの逃げ切りだったかもしれないが、ライト級ランカー相手にも見せたことがなかったほど追い込まれた。本来の階級を放っておいての王者対決はあまり乱発してほしくないが、ヴォルカノフスキーなら本格的にライト級に上げても通用するのではないかと思えてしまう。
そのヴォルカノフスキーと王座統一戦で戦うことになるロドリゲスも、きっちりフィニッシュしての勝利で良かった。正直相手がエメットなのがかなり物足りなかったが、アグレッシブに攻めてフィニッシュしたので、セミ終了の時点ではロドリゲスに期待が持てた。しかしメインを見てしまうと、やはり相当厳しい戦いになると思うが。
セミ前ではマダレナが今回も1Rフィニッシュ勝利。一本勝ちだが、実質その前のパンチでほぼ終わらせていた。ランカーに遜色ない実力のあるブラウン相手にも1R勝利したことで、いよいよ次はランカーとの対戦となる。いきなり上位ランカーとの対戦でも面白い。幻想が壊れる前に強豪との対戦が見たい。