ウェルター級。
アイルランドのギャリーはThe Futureのニックネームを持ち、ネクストマクレガーとして期待されており、ここまでUFC3戦全勝・MMA10戦全勝。が、UFCでの相手は0勝2敗、0勝1敗、2勝1敗と前座クラスの相手のみで、その相手に圧倒とまでは言えない内容での勝利のため、現時点ではトップに到達するかは未知数。バックボーンは柔道・ボクシング。キルクリフFC所属で、マイケル・チャンドラーとはチームメイトだが、TUFフィナーレでチャンドラーと対戦するマクレガーを応援しているとのこと。
今回の相手は中国のソン・ケナン。UFC戦績4勝2敗で、前座からワンランク上がったレベルの選手。UFCでの4勝のうち、3つがKO勝ち。しかし、こちらも勝った相手は前座クラス、敗れたアレックス・モロノ、マックス・グリフィンが中堅クラスで、現在のところは前座以上中堅未満のポジション。前回の試合から約2年のブランク明けとなる。オッズはボー・ニッカル vs. ジェイミー・ピケットに次ぐ大差となっているが、ケナンはKOが多いハードパンチャーだけに、番狂わせもないとは限らない。
ギャリーがプレスしていく。カーフ。ワンツー。またワンツー。またカーフ。ケナン様子見。ジャブ。またカーフ。足が流れるケナン。プレスするギャリー。圧されているケナン。手が出ていない。左ボディを入れたギャリーだが、ケナンの左フックでダウン!ケナンバックに回りパウンド連打!立ったギャリーだが、足のふんばりが利かない。スタンドバックからテイクダウンを狙うケナン。引き剥がしたギャリー。打撃で出るがちょっとふらついている。ホーン。
1Rケナン。やはり一発がある。ギャリーのダメージはどれくらい残っているか。
2R。ギャリーまた打撃で先手を取る。ダメージは抜けているように見えるが。左ハイ。しかしさすがにケナンの打撃を警戒しているか、1Rほどの手数はない。カーフ。ケナンも手数が少ない。ジャブで出るギャリー。右ボディ・前蹴り。ギャリーラッシュ。ケナンの左フックはかわした。ギャリーカーフ・前蹴り。右ボディ。テンカオ。完全に手数で押しているが、ケナンは相変わらずカウンター狙い。ホーン。
2Rギャリーが取り返した。
3R。ギャリー攻めていく。ジャブ・カーフ。ケナンも2Rよりは手を出している。しかしギャリーのジャブをもらう。パンチからハイを入れたギャリー。ワンツー・肘。ギアを上げてきたギャリー。ケージまで下がったケナン。飛び膝を入れるギャリー。左右のボディから右フック。手が出ないケナン。左を当てたケナンだが、それ以上にギャリーのパンチを貰う。パンチから右を入れたギャリー。前に出てラッシュ。後方にスリップ気味に倒れたケナン。ギャリーがパウンドを打ち込むと亀になる。ギャリーパウンド。動かないまま打たれてKO!
中堅未満のケナンにダウンは奪われたものの、しっかりとKOした。4連勝で次はランカー手前の選手相手に試される試合となるか。
ケナンは1Rカウンターでダウンを奪ったチャンスに決定的なダメージを与えられなかったのが悔やまれる。バックを取るのではなく殴っていくべきだった。