UFC on ESPN59:第2試合・ジョシュ・フレムド vs. アンドレ・ペトロスキー

ミドル級。

フレムドはコロラドで育ち、現在は開催地のデンバー在住。UFC2勝3敗。UFCデビューから2連敗の後2連勝し、前戦は代役出場で3連続KO勝ち中のロマン・コプィロフと対戦。打撃で一方的に攻め込まれる展開となり、2Rにボディを打ち込まれてKO負けした。高地のデンバーに住んでいることはアドバンテージとなる。30歳。

ペトロスキーはTUF準決勝敗退からUFCと契約すると5連勝したが、その後2連敗中。ミシェウペレイラには序盤にパンチを貰いパウンドを打ち込まれKO負け。今年3月の前戦は、ジェイコブ・マルクーン相手にタックルを仕掛けた際、テンプルに腰骨が当たって効かされてしまい、そのままパウンドでKO負けするというレアな負け方で連敗中。33歳。

オーソのフレムドにサウスポーのペトロスキー。ペトロスキーの右が肩口にヒットしスリップダウンしたフレムド。すぐ立ったが、ペトロスキー今度はタックルでテイクダウン。サイドを取り固める。フレムドはブリッジするが体勢を変えられず。上にいるペトロスキーも固めているだけ。会場ブーイング。下のフレムドもリスクを冒して動こうとはしない。残り1分半。ペトロスキーはニーオンからマウントへ。しかしまた固めているだけ。ブリッジしてハーフに戻したフレムド。ペトロスキー上からヒジ。残りわずかでまたマウントに。ようやく亀になり立とうとしたフレムド。スクランブルで返そうとするが返せずホーン。

1Rペトロスキー。終了のホーン後にパウンドが一発入り抗議するフレムド。

2R。ペトロスキーシングルレッグ。切れずに下になったフレムド。下から三角を狙ったが、足をサバかれてパスされる。がぶった体勢からギロチンを狙ったペトロスキーだが、またバックに回る。上になりマウントへ。肩固め。ヒジを立てて耐えているフレムド。まだハーフで不十分か。解除したペトロスキー。フレムドガードを取る。ハーフにしたペトロスキー。また肩固めを狙っていく。残り1分。マウントに。ケージを蹴って体勢を変えようとするフレムド。マウントからは脱出したが、まだ下でノースサウスの体勢。フレムド下から横三角を狙うが、腕が入っていない。ホーン。

2Rペトロスキー。

3R。フレムド左右の強打から飛びヒザ。そのままケージに押し込むと、ヒザを入れて離れた。距離を取るペトロスキー。詰めたフレムドにシングルレッグ。テイクダウン。マウントを取ったペトロスキー。返そうとして動くがバックマウントに。正対するがなおもマウントが続く。またケージを蹴って脱出したフレムドが下から横三角を仕掛けるが、外れてサイドを取られる。フレムド下で動けない。ペトロスキーも固め勝ち狙いなのか、押さえ込むのみ。亀になったフレムド。ペトロスキーはバックから右足をフック。体を起こして立とうとするフレムドにペトロスキーはバックコントロールし続けてタイムアップ。と同時にブーイング。

判定三者フルマークでペトロスキー勝利。

フレムド、簡単にテイクダウンを取られるし、下になってからのリカバリーの無さが致命的。ご当地枠だったが、見せ場は3R序盤の打撃の攻めのみだった。

ペトロスキーも上になっても押さえ込むのみで、フィニッシュへの意識が少なすぎる。3Rはもっとフィニッシュを狙いに行って欲しかったが、高地での体力消耗もあったか。

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