PANCRASE348:メインイベント・大塚智貴 vs. 秋葉太樹

フライ級。大塚3位、秋葉4位。

CAVE大塚は21年ネオブラ優勝後4勝3敗。昨年松井・濱田のTBJ勢に連敗したが、今年は昨年ネオブラ準Vの眞藤と、眞藤に勝って優勝した山崎に連勝。山崎戦は2Rにワンツーで顎を撃ち抜いて、キャリア初のKO勝ち。今回が初メイン。30歳。

秋葉は2019年から5連敗していたが、相手がRIZINで新井丈を破ったエンカジムーロ・ズールーに勝利しているEFC王者ビコ、後の王者小川、鶴屋、伊藤、昨年伊藤に挑戦したサロヒディノフと強豪ばかり。7月の大阪大会のメインでは菅歩夢欠場で緊急出場した20歳のボンサイ柔術氏原に三角を極められかけるピンチから逃れてパウンド連打でKO勝ちし、連敗を止めた。34歳。

蹴りで牽制する秋葉に大塚タックル。テイクダウン。ボディを殴る大塚。秋葉は右足をラバーのように抱えながらヒジを入れる。展開がないがボディを殴り続ける大塚。レフェリーアクションのコールはなし。大塚のボディへのパンチに対し、秋葉も下からの仕掛けを狙うが、密着されて隙間がない。残り20秒で腕十字を狙った。肘を引いてディフェンスした大塚。秋葉下から鉄槌連打。ホーン。

1R一者秋葉、二者大塚。最後の攻めだけで秋葉に入れたジャッジも1人いた。

2R。ロー、サイドキックを入れる大塚。タックルへ。ケージに押し込む。しかし秋葉は入れ替えるとヒザから外掛けテイクダウンで倒した。ケージを使って立ちに行く大塚。スタンドバックを取った秋葉。向き直って正対する大塚。四つでクラッチしたが秋葉投げた。投げられながら足に絡んでタックルに入り立ちに行く大塚。秋葉横三角に捕らえる。外れたが上を取っている秋葉。大塚またタックルに。立ってケージに押し込んだ。秋葉払腰で投げた。バックに回る。ハーフバックの体勢。残り1分。大塚シングルレッグに。ボディロックに。パンチを入れる大塚に秋葉がタックルを仕掛けるがホーン。

2R三者秋葉。

3R。パンチから組みに来た大塚。バックブロー。ヒットしたが秋葉タックルへ。潰して上になる大塚。秋葉下から腕ひしぎ腕固めを狙ったが外れる。ガードの秋葉。1Rと同じでガードからボディを殴る大塚。秋葉下からネルソンを狙う。また腕ひしぎ腕固め。外れたオモプラッタに。逆三角のクラッチ。上半身を起こした大塚だが、下から蹴ってはねのけた秋葉。大塚反応が鈍く下になる。大塚のガード。インサイドから鉄槌を打ちながらパスしていく秋葉。残り1分。大塚下からコツコツ殴る。背中を付けたまま動けない大塚。下から蹴った。しかし秋葉ガードに入っていきパウンド。タイムアップ。

29-28×2、30-27の3-0で秋葉勝利。

解説の石渡は同門の大塚に対し、「攻めないことがリスクだと気づいてほしい」と語り、秋葉に対しても、今日の試合を見て上の選手とやる期待感は持てないと苦言。

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