北方大地 3.40
アリベク・ガジャマトフ 1.29
ダゲスタンのガジャマトフは23歳で4戦全勝全フィニッシュ。今大会のフライ級新顔でもっとも幻想を感じさせるスペックを持つが、情報が少ないだけに見てみないとわからない部分もある。
北方は本来ストロー級で、RIZINでは同じく元ストロー級の村元に勝ったのみで1勝2敗。本来のストローでもパンクラスで山北に敗れタイトルを失っている。
ガジャマトフKO勝ち。正直北方クラスには圧勝しないと期待外れとまで言える。
アラン“ヒロ”ヤマニハ 1.44
山本聖悟 2.63
東海勢同士のジモティマッチ。
ヤマニハ一本勝ち。
白川ダーク陸斗 5.00
マゲラム・ガサンザデ 1.15
フェザーで勝ったり負けたりの白川はバンタムに落としての初戦。オッズの差は戦績の汚さの部分もあるが、アゼルバイじゃのガサンザデはロシアAMCやカザフのNaizaなどの魔境で10勝1敗の選手だけに、階級上から来る体格差のアドバンテージはあまりないか。
ガサンザデKO勝ち。
村元友太郎 4.00
トニー・ララミー 1.22
初参戦のララミーはカナダBTCフライ級王者だが、ここまで対戦した相手に強豪がいないのと、兄でUFCではいいところなく0勝2敗でリリースされたTJ・ララミーがフェザー級王者になっているところを見ると、そこまでレベルが高いプロモーションではないかもしれない。
村元が、今回海外勢を迎え撃つ日本勢の中では最も実績で劣るだけに、ララミーは勝つだけでなく内容でも魅せないと、ボントリンのように勝ってもRIZINから再オファーがないということもあり得る。
ララミー判定勝ち。
柴田“MONKEY”有哉 1.53
ヒロヤ 2.40
柴田はDEEPではほぼ関西大会要員だが、負けた相手は和田・井上直樹・越智・神龍と(後の)王者クラスの強豪のみ。3月の前戦はアーセン相手に引き込んでの足関というハメ技チックな一本勝ち。
ヒロヤ相手にもスタンドレスリングで勝負はせずに極めを狙って行くのを、ヒロヤがどこまで凌いでパウンドでダメージが与えられるか。
ヒロヤ判定勝ち。
伊藤裕樹 1.83
イ・ジョンヒョン 1.91
ジョンヒョンは4月の神龍戦では試合前のトラッシュトークだけは元気だったが、試合ではほぼ一方的に攻められ1R肩固めで完敗。相手が悪かった部分もあるが、過去RIZINで神龍に負けた選手(北方など)と比べてもワンランク下の実力では。
伊藤判定勝ち。
キム・ギョンピョ 1.29
倉本大悟 3.40
一番アップセットが期待できる試合。倉本は今年DEEPで川名・北岡と過去の王者に2連勝。実績で遥かに上回る元王者相手に臆さず攻められた倉本なら、ギョンピョの壁も崩せる可能性がある。
Road To UFC出場のギョンピョはRIZINでは宇佐美・ラギモフに勝って前戦でスパイク・カーライルに一本負け。
順当に行けばギョンピョKO勝ち。
鈴木博昭 3.40
秋元強真 1.29
フェザー級での実質体重ハンデの試合ではあるが、SB王者の鈴木より、MMAでの打撃戦なら秋元。鈴木が自ら攻められるくらい組みに自信を持って戦えるなら勝負になるかもしれないが、選択肢が打撃しかなければ厳しい。
秋元KO勝ち。
スダリオ剛 1.15
加藤久輝 5.00
RIZIN地方大会名物、引退して地元でジムを開いていた選手へのオファー。2年前にK-1で敗れて引退表明した加藤は、MMAの試合は7年ぶりの42歳。しかもMMAではミドル級、K-1ではクルーザー級(90kg)で戦ってきた加藤は、ブランク・年齢・体重差の三重苦を背負っての試合となる。
スダリオKO勝ち。
昇侍 1.91
芦澤竜誠 1.83
芦澤は前回皇治に判定勝ちでMMA初勝利を挙げたが、キャリアのないキックボクサー同士の試合で、MMAの対応力がどれくらいになっているのかはわからなかった。
昇侍は怪我で2年ぶりのブランクがある41歳。RIZINでの4敗は全フィニッシュ負けで、相手の光を消しての判定勝ちが、派手なKO負けよりも評価を下げることを良くわかっているので、芦澤相手にも相手の弱い部分を狙っての判定勝ちなどは望まないだろう。
芦澤KO勝ち。
浜崎朱加 1.22
シン・ユリ 4.00
前回RENA相手に完敗したシン・ユリが、より実績で上回る浜崎との対戦になったが、浜崎も42歳で2度の怪我による合計2年のブランクということを考えれば、調整試合としてちょうどいいレベルか。
浜崎一本勝ち。
ヴガール・ケラモフ 1.29
摩嶋一整 3.40
ケラモフは昨年のアゼルバイジャン大会で、鈴木千裕の蹴り上げに意識を飛ばされまさかのKO負けで王座陥落。2月の摩嶋戦はアゼルバイジャンで逮捕・勾留されていたため欠場となり、約1年ぶりの試合。
摩嶋はRIZINでの3連敗の後、芦田・横山に勝利(横山戦は体重オーバーで本来ならノーコンテスト)。2月にはケラモフの代打今成にパウンドでのKO勝ち寸前から腕十字を極められ逆転負け。7月に新居に一本勝ちしたが、今成戦でのマイナスを取り戻すほどではない。
ケラモフはタイトル戦線復帰ということで考えると、摩嶋に勝っても次の試合がタイトル戦になるとは思えず。それでいて簡単な相手ではない、ローリターンでリスクばかり高い試合だが、1度試合を飛ばしてしまっただけに文句も言えないか。
ダゲスタンでイスラム・マカチェフともトレーニングしてきたケラモフに対し、地方で仕事の傍らトレーニングしている摩嶋が組み勝負でどこまで肉薄できるか。3連敗中は長期戦になるとスタミナ切れしてきた摩嶋だが、対策してきたとしても、プレッシャーやフィジカルの面では過去の相手を上回るだけに、消耗も激しくなる。
ケラモフ判定勝ち。
第1試合開始は17日午後1時から。オープニングファイト4試合は11時半開始。速報します。