UFC309:第9試合・ヴィヴィアニ・アロージョ vs. カリーニ・シウバ

女子フライ級。アロージョ9位、シウバ11位。ブラジリアンランカー対決。

アロージョは2019年の緊急UFCデビュー戦をバンタム級で3RKO勝ちして以降、10戦して5勝5敗ですべて判定決着。ランキングも5位~10位の間を行ったり来たりしている。前戦の2月も同じブラジル人でUFC3連勝中だったナタリア・シウバの挑戦を受ける試合で、1Rはテイクダウンからチャンスを掴んだが、2R以降は距離を取られ、追いかけるところにパンチを貰う展開で判定負け。7月にジャスミン・ジャスダビシアス戦が組まれていたが、前の試合で負った膝の負傷の回復が思わしくなく欠場した。37歳。

シウバはUFCデビューから4連勝中で、うち3試合が一本勝ち。キャリア18戦でも9KO・8一本勝ちのフィニッシャー。こちらも前戦はブラジル人対決で、アリアネ・ダ・シウバ相手にキャリア初の判定勝ちとなり、3Rには打撃で攻め込まれ劣勢となる場面もあった。30歳。

今年のナンバーシリーズのメインカードで、タイトルマッチではない女子の試合が組まれるのは、6月のメイシー・チアソン vs. マイラ・ブエノ・シウバ、4月のケイラ・ハリソンUFCデビュー戦以来3度目。女子フライ級37人中、ブラジル人は11人を占めている。

プレッシャーを掛けるシウバ。アロージョはケージ際をサークリング。下がりながら右をヒットさせる。どんどん詰めてくるシウバ。詰めてきたところに左を入れたアロージョ。アロージョアッパーをヒット。残り1分。飛び込んで右を入れたシウバ。さらに左がヒット。一瞬ぐらついたアロージョ。シウバ捕まえて首相撲。振りほどいて離れたアロージョ。出てくるシウバにパンチを打ち込む。ホーン。

1Rシウバ。

2R。シウバのハイの打ち終わりにワンツーローを入れたアロージョ。カーフキック。手数を増やしてきた。シウバ右を入れるとタックルに。ケージに押し込む。入れ替えて離れたアロージョ。出てくるシウバにパンチを入れるがシウバ止まらない。ケージを背負ったアロージョに右をヒット。シウバ組んでボディロック。小手に巻いてこらえるアロージョ。しかし大内刈りでテイクダウンしたシウバ。下から殴るアロージョ。鉄槌を入れるシウバに腕十字。クラッチしてこらえるシウバ。アロージョクラッチを切ったが、シウバ体をまたいで防いだ。サイドで押さえ込む。ノースサウスチョークからダースチョークの体勢に。足をフックさせずにこらえているアロージョ。逃れて上四方の体勢になった。残り20秒。パウンドを入れるとまた腕十字を狙うが時間がない。ホーン。

2Rシウバ。

3R。すぐに組んでボディロックしたシウバ。テイクダウンを狙うがアロージョ足関狙いから逆ハーフで押さえ込む。しかし自ら立ってスタンドに。ちょっとスピードが落ちている両者。シウバの蹴り足を取ると引き込むように下になったシウバ。アロージョ足を蹴るのみ。ブレイクでスタンド再開。右アッパーを入れたアロージョ。出てくるシウバに右を当てる。シウバの蹴り足をキャッチするが、また引き込んだシウバのグラウンドには付き合わない。距離を取りながらパンチを入れていくアロージョ。シウバタックルから引き込み。付き合わずブレイク。組んで首相撲からヒジを入れたシウバ。ケージに押し込みテイクダウン狙い。こらえるアロージョ。首投げで投げたが残り10秒。タイムアップ。

三者29-28でアロージョ勝利。

2Rも腕十字の攻めが評価されたか、アロージョに入っている。

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