マルチネスはUFC10勝4敗。強烈なローキックが武器。6連勝していた前戦は、5月のブラジル大会でUFC復帰となる殿堂入りファイターの元祖ローキッカー・ジョゼ・アルドと対戦。待望のビッグネームとの対戦だったが、気後れしたのか手数が少なく、2R以降はローキックも出なくなり、3Rにはパンチを効かされて判定負け。連勝がストップした。30歳。
マギーはUFCデビューから3連勝中。キャリア9勝のうち8勝がKOのストライカー。昨年4月に3日前の代役での緊急UFCデビューだったが2Rチョークで一本勝ち。前戦はキックがバックボーンのガストン・ボラニョス相手にタックルを混ぜて打撃をヒットさせ、2Rにダウンを奪いKO勝ち。4戦目でランカーとの対戦のチャンスを得た。所属のMMA Labはショーン・オマリー(1位)、マリオ・バティスタ(10位)、カイラー・フィリップス(12位)と、3人のバンタム級ランカーが所属している。スケートボードのプレイヤーからMMAに転向し、プロデビューが30歳と遅い。34歳。
両者オーソドックス。ローで牽制するマギーだが、マルチネスが強烈なローを返す。マギーがジャブから左右のパンチで出る。マルチネスは様子見で手数が少ない。ワンツーを入れたマギー。マルチネス詰めるが手が出ていない。しかしじわじわ詰めてマギーがケージ際まで下がる。ワンツーで出て抜け出したが、すぐに圧を掛け下がらせるマルチネス。残り1分。ジャブを当てたマギー。ホーン。
1Rマギー。
2R。パンチで出るマギー。マルチネスが前に出るが、底にパンチを合わせていき手数で上回る。マギーワンツーからヒザ。マルチネスも強烈なローを入れるが単発。前蹴りからワンツーを入れるマギー。マルチネスなおも手が出ない。マギー右ボディ。ヒジを入れたマルチネス。詰めたがやはり手が出ない。2R終了。
2Rもマギー。
3R。マギーワンツー。マルチネスも左を返すが、間合いが離れると見合いになり手が出ない。マルチネス左ロー。効いた!足を引きずるマギー。右足を引いてオーソにスイッチしたマギー。マルチネス四つに組んでケージに押し込む。ケージ膠着で時間が過ぎていく。離れた。また左ローを蹴ったマルチネス。足を引くマギーだがなおもローを蹴る。マギー飛び込んで右をヒット。逃れれば勝てるマギーは距離を取りしのごうとする。追いかけるマルチネスだがタイムアップ。
三者29-28でマギー勝利。
マルチネス、ローを効かせるのが遅かった。