ライト級。
UFC史上最多45戦目となるミラー。26勝も最多、18フィニッシュは20回のオリベイラに続く2位(オリベイラとは14年前に対戦し、ミラーが膝十字で勝利している)。4月にはUFC100・200に続くUFC300の出場を果たしただけでなく、当時ランカーのボビー・グリーンと対戦するチャンスを得た。試合はダウンを奪われ判定負けしたが、かつてのグラップラーから、最近は打撃でも勝負できるスタイルに変貌している。40歳。
ジャクソンはフェザー級でUFCデビューから6戦で5勝1敗(敗れた相手は現王者イリア・トプリア)だったが、初のランカー挑戦となったダン・イゲ戦からの4試合は1勝3敗。今回からライト級に上げる。フェザー級時代は80kgくらいから15kgほどの減量をしてきたが、減量によるダメージから逃れるため、今後はライト級で戦うとのこと。レスリングがバックボーンで、23勝中15の一本勝ちがある(決まり手はRNC、肩固め、ギロチン)。36歳。
サウスポーのミラーにジャクソンはオーソドックス。先に手を出すジャクソンだが、ミラーが左を打ち込む。前蹴りで距離を取るジャクソン。ジャクソンがシングルレッグから組んでケージに押し込んだ。ミラーが引き剥がし離れる。今度はミラーがパンチからタックルを狙うが、組ませないジャクソン。ミラーがワンツーをヒット。右を返すジャクソン。さらに前蹴り・インローを蹴る。詰めるところにミラーが左を入れた。ミラーの左フックをかわしてタックルに入ったジャクソンだが、ミラーは得意のギロチンに捕らえて引き込んで絞める!両足でシザースしながら絞めるとジャクソンタップ!
1R2分44秒、ギロチンチョークでミラー勝利。
ミラー、最多勝記録更新となる27勝目。勝利後のインタビューでは50勝するまで続けたいと上機嫌に語った。
敗れたジャクソンはグローブを置いて引退表明。