UFC on ESPN+43:第4試合・シャナ・ドブソン vs. ケイシー・オニール

女子フライ級。

ドブソンはUFC2勝3敗。MMA2勝1敗でTUFに出場したがトーナメント初戦で敗退。TUFフィナーレで勝利してUFCと契約したものの、そこから3連敗している。バックボーンはキック。前回はUFC1勝0敗のマリヤ・アガポワ相手に9倍の大アンダードッグで、1Rは下になるパウンドをもらう展開で劣勢だったが、2Rアガポワが失速したことに乗じてスイープで上になり、バックマウントからのパウンド連打でKO勝ち。9倍での勝利はロンダ・ラウジー vs. ホリー・ホルムと並び、UFC女子戦史上最高のアップセット勝利。が、アガポワの失速による自滅という印象が大きく、まだUFCで戦い続けるレベルにあるかは微妙な状態。

オーストラリアのオニールはUFCデビュー戦。MMA5戦全勝の23歳。父が運営するエターナルMMAでアマチュア→プロとキャリアを積み、プロデビュー戦でエターナルMMA女子ストロー級王座を獲得(ただし、相手の戦績も1勝0敗)。プロ3戦目では現JEWELSストロー級王者・本野美樹の挑戦を退けている。

開始と同時に間合いを詰めたオニール。パンチを打ち込み、ドブソンが打ち返すと組み付く。ボディロックからシングルレッグへ。ケージでこらえるドブソン。離れた。またシングルレッグ。ダブルレッグに切り替えてテイクダウン。バックを狙うがドブソンスクランブルで抜け出し逆にバックに。オニール立ってスタンドへ。打撃戦。両者のパンチが入るがオニールまたタックル。ドブソン首相撲から膝を入れるが、オニールが足をすくってテイクダウン。足をさばいてパス。パウンド。サイドで押さえ込んだ。ガードに戻すドブソン。オニールがパスを狙うところで立とうとしたが、ドブソンバックから肘。立ったがすぐにまたタックルで倒したオニール。ハーフからパウンドを入れる。残りわずかで足関を狙ったオニールだがホーン。

1Rオニール。

2R。すぐにタックルに入ったオニール。シングルレッグからテイクダウン。バックに回られると腕を掴んでディフェンスするドブソンだが、両足フックされている。上になりクォーターマウント。パウンドを入れながら完全なマウントに。肘連打。ハイマウントにしてパウンドラッシュ。ドブソンケージを蹴って逃れようとするが返せず。またバックマウントに。チョークを狙いつつパウンドを入れるオニール。回転して逃れようとするオニールだがドブソンマウントにしてパウンド連打。レフェリーをチラ見するオニール。鉄槌連打を落としたところでレフェリー止めた。

UFCデビュー戦で快勝したオニールだが、オニールが良いというよりドブソンがUFCレベルではキツいだけではという疑惑が。

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