UFC on ESPN+44:第4試合・アレクサンダー・ヘルナンデス vs. チアゴ・モイゼス

ライト級。

UFCデビューからベネイル・ダリウシュとオリバー・オウヴィン・メルシェに2連勝でランキング入りしていたヘルナンデス。しかし3戦目はベテランのドナルド・セラーニにKO負け。その後もランキングをキープしていたが、フランシスコ・トリナウドやドリュー・ドーバーといったランキング手前の実力者と対戦し1勝1敗。層の厚いライト級でいきなり中堅の上の方で組まれ厳しい試合が続いていたが、ドーバーにKO負けしてランク外に落ちたことにより、前座~中堅あたりに対戦相手のレベルが下がっている。柔術レスリングがバックボーン。

ブラジルのモイゼスは柔術がバックボーンで、UFCデビューから3戦は特に際立った部分もなく1勝2敗だったが、4戦目で元トップランカーのマイケル・ジョンソンと対戦すると、シングルレッグから引き込んでのストレートフットロックでタップを奪いUFC初の一本勝ち。前戦のボビー・グリーン戦でもやはりバックを取ってからの引き込み→ストレートフットロックを仕掛けたがタップは奪えず。打撃の手数で押される展開ではあったが、際どい判定勝ちで連勝としている。

ヘルナンデスがプレスしていく。タックルのフェイントを見せつつパンチを入れる。前傾のヘルナンデスにモイゼスはカーフキック。ミドルを入れたモイゼスだが単発。ヘルナンデスもミドルを出したがローブロー。再開。残り1分を切りパンチの手数を増やしてきたヘルナンデス。モイゼスワンツー。残りわずかでパンチで出るモイゼスだがヘルナンデスが距離を取ってカウンターを入れていく。ホーン。

1Rややヘルナンデス。

2R。オーソに構えるとモイゼスのカーフキックをもらい、すぐサウスポーにスイッチするヘルナンデス。ヘルナンデスがパンチを入れていくところで打ち終わりにパンチを返すモイゼス。手数にほぼ差がないまま時間が過ぎていく。モイゼス最後に出ていくが、かわしながらカウンターを返していくヘルナンデス。ホーン。

2Rもややヘルナンデス。

3R。ヘルナンデス打撃でガンガン出る。手数を出していく。モイゼスもパンチを返す。モイゼス右ハイ。さらに右フック。カーフキック。残り1分半になってギアを上げてきた。ヘルナンデス完全に守勢に回る。ヘルナンデス出られないのか、勝っていると見て出ないのか。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でモイゼス勝利。

ヘルナンデスは信じられないという表情だが、1,2Rは手数も僅差だがしどちらに入ってもおかしくなかった。

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