UFCデビューから7戦をバンタム級で戦い4勝3敗だったケレハー。コロナ以降はフェザー級に上げて2勝2敗だったが、今回からまたバンタム級に落とす。UFC6勝のうち判定は1試合のみで、一本勝ちのほとんどはチョークかギロチン。
ピラーテはUFC2戦でまだ勝ち星なし。18年のコンテンダーシリーズに勝利し、負傷もありUFCデビューは1年後。グラップリングの展開で、僅差の前半から3Rにバックを奪いキープし続けたもののスプリット判定負け。2戦目は秒殺KO負けしたが、相手のマリファナ検出によりノーコンテストになっている。
すぐに間合いを詰めるケレハー。ピラーテがケージまで下がるとパンチからタックル。担ぎ上げてテイクダウン。クローズドガードを取るピラーテ。ケレハー密着したままパウンドを入れる。ハイガードにするピラーテだがケレハーが密着していて仕掛けられず。削り続けるケレハー。体を起こして強いパンチを入れるケレハー。足で阻むピラーテがだが、再びガードに入っていくケレハー。ピラーテは立つ動きがなくクローズドガードで凌ぐのみ。ケレハー体を起こして強いパウンド。蹴り離し距離を取ったピラーテだが、ケレハーが腹にかかと落としを入れるとまたガードに入る。インサイドから肘。ピラーテの仕掛けは密着され潰される。ホーン。
1Rケレハー。
2R。またプレスするケレハー。ケージまで下がってしまうピラーテ。そこにまたタックル。テイクダウン。同じパターンで倒されるのはいただけない。ピラーテ、やはり立つ動きなくクローズドガードで凌ぐのみ。ピラーテの仕掛けを密着して潰しつつパウンド・肘を入れるケレハー。ケレハーパス。マウントを狙ったが股下から逃げられた。が、がぶりになったところで得意のギロチン!引き込んで絞める。しかし首を抜いて脱出。立とうとするケレハーから上を取るピラーテだが、ケレハーまたギロチン。また首を抜いて外すピラーテ。上を取るとハーフから強烈な肘を一発入れる。ハーフで固めたが、ケレハーがタックルに入り上を取るとパウンド。ホーン。
2Rケレハー。ピラーテ、唯一上になった場面からの肘は強烈だったので、あれをもっと入れられたら良かったのだが、単発で終わってしまった。
3R。すぐプレスするケレハー。ピラーテまたケージまで下がる。ケレハーがピラーテをケージまで詰める展開。このフォーメーションは、と思ったところでやっぱりタックル。スイッチで凌ごうとするピラーテを担ぎ上げると自コーナーまで移動し後方に投げるケレハー。ピラーテのガード。クローズドで凌ぐだけ。ケレハーが密着したままの打撃で削っていく。ガードから仕掛けようとしても密着されていて何もできないピラーテ。苦し紛れに下から殴り返すのみ。残り30秒で体を起こして強いパンチを入れるケレハー。距離ができて下から蹴りを入れたピラーテだがタイムアップ。
三者30-27でケレハー勝利。
ケレハー完勝だが、ピラーテがあまりに無策で、1Rにやられた展開を2R・3Rにまったく修正できず。