ミドル級。
ローカル時代は日本・グァム・台湾・ロシアなどでキャリアを積んでいたジョンヨンは昨年8月の上海大会でデビューしたが、打撃で攻めていたもののアナコンダチョークに捕まって一本負け。2戦目は地元韓国での試合で、テイクダウンして固める手堅い内容でUFC初勝利を飾った。
フィリップスはUFC1勝4敗。デビューから3連敗していたが、4戦目には試合開始直後にいきなり足を止めての打ち合いを演じて17秒でKO勝ち。前回はハムザト・チマエフのUFCデビュー戦で対戦し、テイクダウンされるとなすすべなく攻められ続け、2Rにチョークを決められ一本負け。ストライカーだがグラウンドがザルすぎる。
見合っていたがジョンヨンタックル。テイクダウン。下でホールディングするフィリップス。パウンドをもらう。起き上がりタックルに入るがジョンヨンががぶる。バックに回り両足フック。バックマウントからパウンド。体を伸ばされて殴られる。鉄槌連打。回転して逃れようとしたフィリップスだがジョンヨンがなおもバックキープ。残り1分。仰向けにしてチョークを狙う。しかしチョークだけは防いでいるフィリップス。バックマウントで攻めあぐねるジョンヨン。ホーン。
1Rジョンヨン10-8。フィリップスはヒットした打撃数もゼロ。
2R。打撃を出していくフィリップスだが、ジョンヨンがシングルレッグ。切れずにバックに回られる。倒されハーフバックに。ジョンヨンが鉄槌を入れると頭を抱えてこらえるだけ。ジョンヨンもコツコツ殴るだけで攻めあぐねる。強い鉄槌に切り替えると動いて逃れようとするフィリップス。しかしなおもバックキープしているジョンヨン。殴られつつも首のガードだけはしているフィリップス。ジョンヨンがこつこつ殴り続けてホーン。
2Rジョンヨン10-8。
3R。ジャブで出るフィリップス。が、ジョンヨンのシングルレッグを切れず。簡単に倒され下に。ハーフにしてパウンド。なんとかガードに戻す。立つ動きは見せるが、背中を見せるとハーフバックになり殴られ続ける。タイムアップ。
三者30-25でジョンヨン勝利。
酷い試合。フィリップス、テイクダウンされると何も出来なさすぎる。あそこまで何も出来ない相手だけに、ジョンヨンにもフィニッシュを狙ってほしかったが。