UFC on ESPN+40:第6試合・クラウディア・ガデーリャ vs. ヤン・シャオナン

女子ストロー級。ガデーリャ4位、シャオナン8位。

ガデーリャは4年前にヨアンナのタイトルに挑戦経験あり。2Rまではテイクダウンしペースを握っていたが、3R以降はスタンドで打ち負け判定負け。タイトルマッチ後はジェシカ・アンドラジとニーナ・アンサロフに敗れただけで5勝2敗。Invictaでは浜崎朱加ストロー級チャレンジ試合で対戦しKO勝ちしている。前回は5月にアンジェラ・ヒルと対戦し、テイクダウンから塩漬けにしていたが、2Rにパンチを貰いダウン。3Rは互角の打ち合いで、メディアの判定の多数がヒルを支持する中、スプリット判定で勝利をもぎ取った。

中国のシャオナンはUFCデビュー以来5連勝中。女子ストロー級の連勝記録は元王者のヨアンナの8連勝で、5連勝は現王者ウェイリー、タチアナ・スアレス(ともに継続中)と並んで2位タイ。打撃が武器だが、決してテクニックがあるわけではない。手数と打たれても引かない頑丈さで同じペースで打撃を打ち込んでいきペースを握ってしまう。UFCデビュー戦ではテイクダウンされた後ホールディングで凌ぐだけだったのが気になった。判定で勝っていたので無理せず逃げ切りを狙ったのかもしれないが。前戦で元タイトル挑戦者のカロリーナ・コバケビッチに勝ったのが唯一のランカーとの対戦で、当時のコバケビッチは14位だったが、いつの間にか8位まで上昇してきている。オッズはシャオナン優勢。

パンチを打ち込んでいくシャオナンだが、ガデーリャのパンチをもらいぐらつく。ガデーリャ組むと大内テイクダウン。倒した。シャオナンガードからケージに移動し立とうとするが、ガデーリャレッグマウント。しかし足を抜いて立ったシャオナン。引き剥がそうとするがガデーリャがダブルアンダーフックで押し込む。足をかけてテイクダウン狙い。シンルグレッグ。こらえるシャオナン。なおも押し込んでいるガデーリャ。両脇を差されているシャオナンは押し込まれたまま膝の打ち合い。残り1分でレフェリーブレイク。シャオナンがパンチを打ち込むがガデーリャシンルグレッグで倒した。インサイドからパウンド。シャオナン下から肘を打ち返す。ホーン。

スタンドの打撃のヒットではシャオナンだが、テイクダウンからのコントロールおよびパウンドでガデーリャのラウンドか?シャオナン、やはりテイクダウンディフェンスとリカバリーに課題がある。

2R。パンチを打ち込んでいくシャオナン。しかしやはりテイクダウンを警戒しているのか、いつもの手数がない。距離を取りジャブを出していくがやや遠く届いていない。ガデーリャは様子をうかがっているのかさらに手数が少ない。タックルを警戒した遠い間合いからパンチを入れていくシャオナン。ガデーリャが前に出たが、すぐに間合いを外して組ませないシャオナン。タックルにも入らないガデーリャだが、まずタックルの間合いにできないのか。シャオナンバックブロー。残り10秒でタックルに入り押し込んだガデーリャだがホーン。

2Rシャオナン。

3R。また距離を取りパンチを入れていくシャオナンだが、ガデーリャ今度は早めに距離を詰めて組み付くと押し込み。シャオナンはケージでこらえつつ膝を入れる。両脇を差されているシャオナンだが、差し返した。引き剥がすことに成功。また組み付いたガデーリャだが、今度は押し込ませず引き剥がすシャオナン。ガデーリャジリ貧。また組んで押し込むガデーリャ。ダブルアンダーフック。ケージでこらえるシャオナン。差し返す。そして入れ替えた。ガデーリャまた差し返しテイクダウン狙い。足をかけたがこらえるシャオナン。残り1分。レフェリーブレイク。遠い間合いからパンチを出していくシャオナン。ガデーリャ出られない。足を止めて強打を打ち込むシャオナン。タイムアップ。

判定三者29-28でシャオナン勝利。

2R・3Rに1度でもテイクダウンがあれば結果は変わっていたと思うが、ガデーリャは後半倒しきれなかった。

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