【UFC255】スイッチ&蹴りを散らしたダルビーが、ロドリゲスに左フックの距離を作らせず快勝

<ウェルター級/5分3R>
ニコラス・ダルビー(デンマーク)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ダニエル・ロドリゲス(米国)

サウスポーのロドリゲスに、左右のローを蹴るダルビー。続けて右ロー、左サイドキックとダルビーは蹴りを多用する。スイッチしたダルビーに左ローを入れたロドリゲスは、オーソに戻してきても右リードフックを繰り出す。そのフックにダルビーが右を合わせ、右ローを決める。さらに鋭い右ハイを見せたダルビーに対し、ロドリゲスが左フックを当てにいく。右リードに右ハイを繰り出したダルビーが、やや遠めの距離で蹴りを有効活用していく。

ロドリゲスはジャブからフックの距離に持ち込みたい。左ミドルを見せたロドリゲス、ダルビーがローを返す。距離を詰めて圧力を与えるようになった終盤、ロドリゲスの左の威力がダルビーの蹴りを上回るようになった。

2R、ダルビーが後ろ回し蹴りから、キックを散らす。距離を詰めたロドリゲスが組んで、ケージに押し込む。離れた直後に右フック、左ハイを見せたダルビーが今度は組んでいく。互いに自分の流れにしようという鍔迫り合いのなか、ダルビーの左ハイにロドリゲスがワンツーを打っていく。動きが多いのはダルビーだが、ダブルレッグにロドリゲスも反応する。さらに左ローで前足を蹴ったダルビーが、スイッチと蹴りを多用し自分の間合いで戦う。その流れで組んでハイクロッチ、左を差して耐えるロドリゲスという状況で2Rが終わった。

最終回、ローに左を合わせたロドリゲス。ダルビーは右ハイを見せ、ミドルを入れる。この右の蹴りで左の間合いを潰されるロドリゲスは、初回終盤のような圧力を掛けたいところだ。ダルビーはオーソで右ロー、サウスポーでダブルレッグのフェイクを見せ、リアクションファイトのロドリゲスのリズムを狂わせる。

組みを見せて左ハイ、左オーバーフック&クリンチとダルビーは上手く時間を使い、ロドリゲスは力を使って離れる。残り1分、ダルビーは右ハイ。ロドリゲスも右ジャブから左を振るう。カウンターで左を当てたロドリゲスだが、直後にテイクダウンを選択しダルビーに切られる。打撃勝負を最後に仕掛けることができなかったロドリゲス、それを許さない試合を15分間続けたダルビーに0-3で敗れた。


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