UFC256:第3試合・ギャビン・タッカー vs. ビリー・クアランティーロ

フェザー級

34歳とフェザー級ではあまり若くないタッカー。UFC4戦でここまで3勝1敗。前戦ではジャスティン・ジェインズに1Rパンチでダウンを喫したが、パウンドラッシュ→ギロチンで力を使い果たしたジェインズを後半追い上げて、前戦のチェ・スンウ戦に続くバックマウントからのチョークで一本勝ち。初のボーナス(パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト)を受賞した。

クアランティーロは昨年のコンテンダーシリーズで勝利し、12月のUFCデビュー戦でも快勝。そこから現在まで3連勝中。柔術黒帯で、15勝中6KO・5一本勝ち・判定勝ちは4回。両者は当初4月に対戦予定だったが、新型コロナウイルスの影響でイベントが中止になり、その後は別々の相手と戦ってきた。しかし、タッカーは前戦で勝利した後、もう一度クアランティーロ戦をアピール。クアランティーロも受けて仕切り直しの一戦が実現した。

クアランティーロがパンチで出ると距離を取るタッカー。追いかけてミドルをヒット。タッカー組み止めてケージに押し込むと外掛けテイクダウン。しかしクアランティーロがすぐ立つと離れた。またパンチ・蹴りで出るクアランティーロ。右ミドル。組んだタッカーはボディに膝。肘を入れて離れる。すぐまた組んだタッカー。ケージに押し込んだ。また組んでボディに膝を入れたタッカー。離れ際に肘を入れる。タッカーまた組むとケージに押し込んだ。タッカーの右がヒット。クアランティーロが出てくるところにパンチを合わせていく。ボディブロー。残り1分。パンチ・テンカオを入れていくタッカー。左ハイ。ここまで差はわずか。クアランティーロが残りわずかでタックルへ。シングルレッグから倒せず、離れて殴るが、逆にタッカーがテイクダウン。ホーン。

1Rタッカー。

2R。クアランティーロが出てくるが、タッカーはジャブ・テンカオを打ち込んでいく。クアランティーロもpナチから首相撲に捕らえて膝。タッカーまた組み付くとスタンドでバックに回り、引き倒してグラウンドに持ち込もうとする。クアランティーロはシングルレッグで凌ぐ。離れたタッカーだが、また飛び込んでタックル。テイクダウン。サイドからクアランティーロが亀になったところでバックを狙う。反転して上になったクアランティーロだが、タッカーすぐに立つ。出ていくクアランティーロだがパンチがヒットするのはタッカー。クリンチから足払いで倒した。そこにパンチを打ち込む。離れる。ホーン。

2Rタッカー。

3R。すぐ組んでいったタッカーが、四つから足をかけてテイクダウンを狙う。こらえたクアランティーロだが、スタンドでタッカーのパンチをもらう。タックルを切ったタッカーが逆にダブルレッグでテイクダウン。消耗してきているクアランティーロ。足を超えてハーフにするとクアランティーロは亀に。ハーフバック。しかし立って脱出したクアランティーロ。疲れが見えるがパンチで出るクアランティーロ。タックル。スタンドでバックに回ったが、タッカー反転して正対。離れるとタッカーのタックル。疲れもあり粘りがなく倒されたクアランティーロだが、すぐに亀になりバックを取らせて立つ。が、ボディロックを放さずテイクダウンするタッカー。足を畳んでパス。すぐ亀になり立つクアランティーロ。しかしまたタッカーが足をかけてテイクダウン。密着したままパウンドを入れる。タイムアップ。

三者フルマークでタッカー勝利。ボディへの膝・テイクダウンでクアランティーロを消耗させ、徐々に差が開いていった。

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