UFC on ESPN+41:メインイベント・スティーブン・トンプソン vs. ジェフ・ニール

ウェルター級5分5R。トンプソン5位、ニール11位。

トンプソンは37歳。ウッドリーのタイトルに挑戦した2連戦から3年間で2勝2敗。しかしながら、2敗のうちダレン・ティル戦はメディアのジャッジの多数がトンプソンを支持する接戦で、戦績ほどには内容は落ちていない。前戦では中堅クラス相手に連続フィニッシュ勝利でランキングまで上がってきたヴィセンテ・ルケに完勝している。今回もランカーには勝っていないニールとの対戦で、ここで負けたらタイトル再挑戦は大きく遠のく。

トンプソンがタイトルに挑戦していた時はまだUFCと契約していなかったニールだが、UFCデビューから5連勝であっという間にトップランカーとの対戦のチャンスを手にした。打撃が武器のマイク・ペリーやフランク・カマチョをKOしているストライカー。しかしノーランカー相手への連勝でランキング入りしたため、これがランカーとの初対決。現ランカーで先週ホナウド・ジャカレイをKOしたケビン・ホランドにはローカル時代にKO負けしていて、それがキャリア唯一の黒星。

距離を取り蹴りを入れていくトンプソン。ニールが間合いを詰めてケージを背負ったトンプソンにパンチを打ち込む。サークリングで距離を取るトンプソンだがニールがどんどん詰めていく。サイドキックで牽制するトンプソン。距離を取りながらジャブ。ニール出ていくが、距離を詰めるだけで手が出ない。間合いに入ると先にトンプソンが攻撃を出していく。バックスピンキック。バッティングがあり両者カット。ホーン。

1Rトンプソン。

2R。間合いを詰めるニールだが、やはり先に打撃を入れるのはトンプソン。ニール飛び込んで組んだ。押し込むがトンプソンが入れ替えて離れる。ジャブ、ミドルを入れるトンプソン。ニールがパンチで飛び込むも空振り。バックスピンキック。トンプソンノッてきた。ニールの間合いの外から蹴りを打ち込んでいく。ハイから飛び込んでパンチを入れたトンプソン。ニールもケージに詰めて出るが、サークリングで逃げられる。トンプソン右ボディ。攻め手がなくなってきたニール。前には詰めるが手が出ない。ホーン。

2Rトンプソン。

3R。トンプソンサイドキック。トンプソンがステップ、スイッチしながら打撃をヒットさせていく。翻弄されているニール。前に出て押し込んだ。細かい膝を入れるが離れたトンプソン。出ていくニールにトンプソンがパンチをヒットさせる。ニールも出てパンチを放っていくが、距離を取られかわされる。また押し込んだがトンプソン離れた。右ハイから左右のパンチ連打をヒットさせるトンプソン。手数を増やしてラウンドを取りに来ているトンプソン。ホーン。

3Rもトンプソン。

4R。また同じ展開。間合いを詰めていくニールだが、打撃をヒットさせるのはトンプソン。トンプソンバックスピンキックを空振りしてスリップダウンしたが、ニールは立たせる。残り1分でニールがケージに押し込む。しかし押し込むのみ。トンプソンは苦しげな表情を見せている。ホーン。

4Rトンプソン。右足をちょっと気にしている。痛めたか?

5R。圧を強めるニール。ケージを背負ったトンプソンにパンチを打ち込むが、トンプソンも強い蹴りを打ち込んで下がらせる。また出ていくニール。足を気にしているトンプソンだがステップはできている。ニールは出ていくもトンプソンのパンチを貰っている。組んで押し込んだニールだが、押し込んでいるだけで時間が過ぎていく。離れたトンプソン。バックスピンキックを入れたトンプソン。手数を出す。仕留めなければいけないニールだが手数が足りない。足を止めて打ち合うがタイムアップ。

三者とも50-45のフルマークでトンプソン勝利。

ニール、トンプソンを攻略することができず。変則的なトンプソンのようなタイプとは対戦したことがないのだろうが、他の選手がトンプソンと対戦した際の映像などは参考にできるはずなのに、残念ながら無策だった。

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