【Shooto2021#01】内藤太尊の挑戦を受けるSASUKE「今の内に目の前で僕を見て、目に焼き付けて下さい」

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【写真】環太平洋王座の初防衛戦に臨むSASUKE (C)KEISUKE TAKAZAWA

31日(日)に東京都港区のニューピアホールで2021年度のプロ修斗公式戦──戦いの幕が切って落とされる。

2部制の今大会、とりを務めるのが修斗環太平洋フェザー級王者SASUKEだ。内藤太尊の挑戦を受けるSASUKEに、この試合後も含め話を訊いた。


──日曜日に初防衛戦が行われます。今の調子はいかがですか。

「いつも通り順調、という感じです」

──今回のタイトル戦が決定したのはいつごろでしょうか。

「オファーを頂いたのは、1カ月少し前ぐらいですかね」

──コロナ禍になって以来、試合が決まるのが遅くなっているきらいはありますが、年末年始を挟んでの1カ月少しという調整期間だったと。

「常に試合の準備はしてきたので、いつオファーがあっても大丈夫なようにしていました。体重だけ調節できれば問題ないという感じで。準備期間がなかったわけではないです」

──9月の王座奪取から、次はいつ頃だという気持ちでいましたか。

「対戦相手が誰になるのかと考えた時、いつになるのかは想像ができなかったです。なので、この早いタイミングで王座防衛戦があるとは思っていなかったですね。

僕としては工藤(諒司)選手が来るかと思っていたのですが、12月にTTFCに出ることが決まり、彼とやらないなら誰と戦うんだと思っていました」

──工藤選手を意識していたのですね。

「意識はしていないです。当たるとすれば、工藤選手が妥当かと思っていました」

──そして内藤選手がチャレンジャーとなりました。

「あぁ、そう来たかと思いました。内藤選手も青井選手に粘り勝ちして、去年3月に野瀬(翔平)と決まっていたけどカード変更から大会が中止になっていました。まぁ、挑戦する資格はあるのかと思っています。なので、この対戦に不満があるとかは一切ないです」

──では内藤選手の印象を教えてください。

「気持ちが強い選手で、最後まで勝負を諦めないです。その気持ちがあるので、序盤に攻め込まれても逆襲できる。技術的には離れ際のハイキック。近い距離でも空手独特の足を上げての蹴りは注意しないといけないです」

──対して、SASUKE選手が見せるべき点は?

「打撃も組みもしっかりとアドバンテージを取って、フィニッシュを狙う。常に攻め続けることです。僕は試合になると前へ、前へといく人間なので──そういう圧力を掛ける試合になると思います」

──修斗世界フェザー級チャンピオン斎藤裕選手への挑戦を公言していたましが、RIZINに定着しそうな雰囲気です。そして弥益ドミネーター聡志選手がDEEP王座から転落し、RIZINで朝倉未来選手と対戦したことで一気に注目度が上がりました。このような現実は同じベルトを巻く立場として、複雑ではないでしょうか。

「回りのことは気にしていないです。修斗の世界タイトルを目標にしているというよりも、本当に強い相手に勝ってUFCに行きたいので。コロナ禍で海外へ行くことが難しいのであれば、そこに引っ掛かるために今、自分が何をしたら良いのか。

それには国内のフェザー級で強いヤツを倒せば良い。それが斎藤選手だと思っています。修斗の世界のベルトよりも、斎藤裕を取りに行くという気持ちでいます。そして斎藤選手がこっちに戻ってこないのであれば、僕がそっちに行くしかないかと」

──そうなるとUFCでいくために勝つ戦いと、RIZINに必要とされる戦いは性質が違ってくるかと思います。そこも含めて、どのような試合をしなければいけないと考えていますか。

「誰が見ても文句ない、どの局面でも『コイツと強い選手の試合が見たいな』と思わせるような試合をすれば良いかと思います。ケージを使った攻防、使っていない攻防、どちらでも圧倒すれば文句はないでしょうし」

──そこの部分というのは、UFCで戦っていきたい気持ちと合致するのですか。

「結局、そこを難なくクリアできないとUFCには行けないだろうって。通過点として、全員圧倒してやろうと思っています」

──その青写真が目前の試合に集中できない要素になることは?

「これは弘中(邦佳)代表の言葉なのですが、調子が良い時ほど足元をすくわれるから気をつけろと。アマチュアの時からずっと言われてきたことです。今回、その先に関してテーマを持っていますが、油断をするとか全くないです。

内藤選手は一発があります。貰ったら終わるパンチの持ち主です。全く甘く見ることはない。あの試合をずってやってきた選手ですからね」

──なるほど!! ではファンに一言メッセージをお願いします。

「とりあえず目を離さないでください。今、僕を見ることができるとラッキーなので。ケージから近い距離で僕の試合を見ることができるのは、もう多くないんじゃないかと。すぐに大舞台に行くので、今の内に目の前で僕を見てその目に焼き付けてください」

■視聴方法(予定)
1月31日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後5時30分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■第2部対戦カード

<環太平洋フェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]SASUKE(日本)
[挑戦者]内藤太尊(日本)

<65.8キロ契約/5分2R>
齋藤翼(日本)
新井拓巳(日本)

<61.2キロ契約/5分2R>
鎌田悠介(日本)
関口祐冬(日本)

<61.2キロ契約/5分2R>
佐々木駿友(日本)
寺嶋直人(日本)

<65.8キロ契約/5分3R>
石原夜叉坊(日本)
祖根寿麻(日本)

■第1部対戦カード

<65.8キロ契約/5分3R>
藤井伸樹(日本)
加藤ケンジ(日本)

<83.9キロ契約/5分3R>
山田崇太郎(日本)
グンター・カルンダ(コンゴ民主共和国)

<76.5キロ契約/5分3R>
西川大和(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<インフィニティリーグ2020バンタム級(65.8キロ契約)/5分2R>
よしずみ(日本)
石井逸人(日本)

<インフィニティリーグ2020バンタム級(65.8キロ契約)/5分2R>
小野島恒太(日本)
野尻定由(日本)

<70.3キロ契約/5分2R>
木下タケアキ(日本)
大瀬良康平(日本)

<77.1キロ契約/5分2R>
ヨシ・イノウエ(日本)
上原平(日本)

<61.2キロ契約/5分2R>
恐山陸奥太郎(日本)
一杉芳樹(日本)

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