【ONE Unbreakeble02】クォン・ルイに殴り続けられても立ち続けたチェン・ルイ、ボディで倒れる

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
クォン・ウォンイル(韓国)
Def.3R by TKO
チェン・ルイ(中国)

序盤から近い位置でパンチを交換する両者。クォンは組みを切られ、カウンターの右を被弾する。クォンはここで打ち負けず、打撃戦のなかで組みにいく。ここも倒せなかったクォンは、右フックを被弾も右前蹴りからボディを内、右フックからミドルを入れる。ルイは右を打ち返すも、クォンがここでダブルレッグでテイクダウンに成功する。

ルイのクローズドガードに左右のパンチを打ち下ろしたクォンは、ハーフから鉄槌を打っていく。肩固め狙いのクォン、ワキを閉めて耐えたルイに左右のパンチ、鉄槌を入れる。左を差したルイのスクランブル狙いにバックに回ったクォンが背中を伸ばさせ、マウントに移行すると鉄槌、パンチを連打する。さらにヒジ打ちから鉄槌を連打したクォンはヒジを落とし続ける。レフェリーが試合を止めないでいると、ルイはケージキックからスクランブルに持ち込み、スタンドに戻り初回が終わった。

2R、クォンは右オーバーハンドを入れ、左ジャブから右ストレート。ルイもジャブを返し、ボディフックを連打する。腹を効かせたクォンは右を入れ、ケージにルイを押し込んでボディ、左右のストレートから首相撲&ヒザ蹴り、さらにパンチを重ね、スピニングバックエルボーを繰り出す。

ルイは倒れず、パンチを返すがクォンは右から左、そして右を打ち抜く。スピニングバックエルボーを被弾しゴツンという音を館内に響かせながら笑顔を浮かべるルイは、右ストレートで後退──と思いきや、前に出てパンチを振るう。異様なタフネスぶりを発揮するルイは、どれだけパンチを受けても倒れない。ばかりか右フックを打ち返す。クォンはパンチを続けるも、ルイは腰が落ちる場面もなかった。

3R開始直後からクォンが右ストレート、左ハイ、さらに右フックからボディを打ち抜く。と、顔面をどれだけ殴られても崩れなかったルイが、ワンツーからの左ボディフックでしゃがみ込み──試合は決した。クォン・ウォンイルはジョン・リネケル戦を英語でアピールした。


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