大ベテランの柔術家ヤヒーラ。日本初のケージイベント・D.O.Gに参戦したのが約15年前。HERO'S・WECを経て、WECのUFC吸収でUFC初参戦したのも10年前。一度フェザーに上げたが、バンタムに戻してからここまで7勝2敗1分け1NC。7勝のうち一本勝ちが5つあるにも関わらず、ド前座ばかりで試合が組まれ、ようやくメインカードに出場したUFC234では判定負けで完敗。再び前座路線に戻ると、前回はコロナ前最後のイベントとなった地元ブラジルでの無観客イベントで、エンリケ・バルゾラに1,2Rグラウンドコントロールで優勢に攻めたが3Rに猛攻を許しドロー。今回もまた前座での出場となる。
ロドリゲスは昨年9月、イベントのバックアップファイターとして待機していたところ、本来より上のフェザー級で欠場した選手の代役としてUFCデビューを果たしたが、ブライアン・ケレハーにタックルに入ったところにギロチンチョークを決められ、わずか39秒でタップ負け。その前年にはコンテンダーシリーズに出場しKO負けしており、本来はUFCに参戦できないレベル。本来はアーウィン・リベラと対戦予定だったが、リベラが殺人未遂で逮捕されたため、ハニ・ヤヒーラが代役となった。
組み付いたヤヒーラが大内刈りでテイクダウンを狙ったがケージでこらえたロドリゲス。しかしなおもクラッチして足をかけて倒しに行く。テイクダウン成功。ハーフ。押さえ込み。固めたまま細かいパンチを入れるだけのヤヒーラ。ロドリゲスも下手に動けないのかハーフの展開が続く。残り1分。肩固めをセットするヤヒーラ。しかし外れる。ホーン。
1Rヤヒーラ。しかしダメージは与えていないし、何よりこれでは盛り上がらず評価も上がらない。
2R。間合いを詰めたヤヒーラがケージまで下がったロドリゲスにダブルレッグ。がぶったロドリゲスだが、ヤヒーラはそのまま押し込んで足を掴んでテイクダウン。またハーフで押さえ込むと肩固め狙い。外れた。フルガードに戻したロドリゲス。ヤヒーラ肩固め。ハーフのまま絞める。ロドリゲスタップ!
攻めがちょっと手堅すぎるが、ロドリゲスにほぼ何もさせない完勝。