UFC on ABC2:メインイベント・マーヴィン・ヴェットーリ vs. ケビン・ホランド

ミドル級5分5R。ヴェットーリ6位、ホランド10位。

UFCデビュー直後は勝ったり負けたりレベルだったイタリアのヴェットーリだが、ここに来て4連勝。前回、UFC初メインでトップランカーのジャック・ハーマンソンからダウンを奪って判定勝ちし、ランキング上位に入っている。もともとはキックをしていたが、16歳の時にPRIDEを見てMMAを始める。現在はアメリカのキングスMMAに所属。

当初はウェルター級タイトル挑戦経験のあるダレン・ティルとの対戦が組まれていたが、ティルが鎖骨骨折により試合10日前に欠場。そのさらに10日前に試合したばかりのケビン・ホランドが代役で参戦。コロナ禍で5連勝したホランドは殺傷能力の高い打撃でブレイクしたものの、前戦のデレク・ブランソン戦では、テイクダウンを奪われるとガードで固まっているだけになり、試合中も相手に話しかけたり、インターバル中にはオクタゴンサイドにいたヌルマゴに話しかけたりと、やる気があるのかよくわからない試合内容で完敗し、大きく評価を下げた。

カーフキックを放ったホランド。ヴェットーリジャブで出るが、ロー、ハイを蹴っていくホランド。前蹴りが急所にヒット。タイムストップ。再開。ヴェットリーが出てくると関節蹴りを放つホランド。ワンツー。右がヒット。ヴェットーリもパンチを打ち込むが、組んで四つに。ケージで耐えるホランド。離れたヴェットーリ。ホランド右ハイから右ストレート。また組んだヴェットーリ。四つから投げるヴェットーリだがホランドこらえた。ヴェットーリ離れる。打撃戦。ヴェットーリのパンチがヒットしケージまで下がるホランド。また組む。四つからテイクダウン。ホランド下から蹴り上げるが、また押さえ込まれる。残り1分。また下から叩くホランド。後転スイープして立ったホランド。残り30秒。パンチで出るヴェットーリ。ホーン。

1R、手数ではホランド

2R。ホランドの右、右ハイがヒット。ヴェットーリまたタックルへ。ケージでこらえるホランドだが案の定またテイクダウンされる。ホランド、相変わらずクローズドガードで立つ気が感じられない。パウンドを落としていくヴェットーリ。ガードのまま打たれ続けるホランドスクランブルで立とうとしたがついていく。ヴェットーリパウンド連打。残り20秒でパスするとホランド亀に。立ったがバックを取られている。ホーン。

2Rヴェットーリ。

3R開始前にホランドの目が腫れていてドクターチェック。続行。ヴェットーリすぐタックル。簡単に倒されたホランド。パスしてマウント!肩固め。肘を立てて耐えているヴェットーリ。自ら放した。亀になり立ったホランド。しかしすぐに打撃を入れていくヴェットーリ。パンチを貰ってガードを固めたところにタックルに入る。押し込むヴェットーリ。テイクダウンを狙ったが離れる。右ミドルを入れたヴェットーリ。残りわずかでヴェットーリが離れるとホランドが打撃で出る。ホーン。

3Rヴェットーリ。

4R。左目がふさがっているホランド。ヴェットーリ打撃戦に挑むが、やはり組むとタックルに。テイクダウン。ハーフ。亀になったホランド。しかし立った。が、クラッチを離さないヴェットーリがテイクダウン。マウント!肩固めをセット。しかし放した。ガードに戻すホランドインサイドからパウンド。立たせず殴り続けるヴェットーリ。ホーン。

4Rヴェットーリ。

5R。開始直後のホランドの右がヒット!後退したヴェットーリを追いかけるが、下がりながらのタックルに捕まりテイクダウンされる。インサイドから担ぎパスを狙うヴェットーリだが、ホランド後転して立つ。が、すぐにまたタックルに入られテイクダウン。ハーフからマウントへ。まだ2分ある。また肩固め狙い。ブリッジして脱出したホランドだが、立ち際にまたタックル。また倒された。時間がない。残り15秒で亀になり立ったホランドだがヴェットーリはクラッチしたまま。タイムアップ。

三者50-44でヴェットーリ勝利。

何も変わってなかったホランド。じゃあなぜ出てきたのか。

タイトルとURLをコピーしました