室町砂場@日本橋

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砂場 (1)
もり蕎麦とざる蕎麦の違いは?海苔が散らされているのがざる、散らされてないのがもりだと思ってましたが、創業150年の老舗 室町砂場はちょっと違いました。一番粉を使ったのがもり。更級粉を使ったのがざる。だそうです。

店員さんの説明を聞いてもどんな味なのか全く想像できない。隣に座ったカップルは「なるほど」と言ってたけど、間違いなく知ったかだろう。結局実際に食べ比べてみるのが一番らしい。とは言え高級な蕎麦だし、予算もあるし、、、今回はなんとなくもりをチョイス。室町砂場が発祥と言われる天もりを注文しました。
砂場 (2)
天もりとは冷たいつゆにかき揚げがどっぷり浸かった逸品。これに蕎麦をつけていただきます。濃い目のつゆにかき揚げの旨味が溶け出してワンランク上の味わい。さすがは創業150年。おみそれしました。

芝海老と貝柱のかき揚げはカリッとした食感は残しつつ、つゆが染みてしんなりしたところがたまらない。そこにくぐらせる蕎麦は細打ちなのにコシがある。そして蕎麦の香りの強い事。これが名店の名店たるゆえんか。

唯一の不満は量の少なさ。とにかくこじんまり。岩手流に言えばぺっこです。老舗の上品さなんでしょうがいくらなんでもねえ。あっと言う間に食べ終えてしまうはかなさと切なさ。もう少し味わいたい方はざるかもりを追加で注文するのがよいでしょう。大人の気分に浸りたい時にまた行ってみよう。
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