ヘビー級。
モルドバのロマノフはここまで13戦全勝・全フィニッシュ。UFCでも2連勝。初戦はDEEPメガトン王者のロッキー・マルティネス戦で、TDDに難ありのマルティネスから簡単にテイクダウンを奪うと、そこから先の攻めが雑だったものの、マウントパンチから肩固めで一本勝ち。2戦目はマルコス・ホジェリオ・デ・リマにすぐテイクダウンを狙いに行くが倒すのに苦労したものの、テイクダウンするとハーフから前腕を押し付けて落として一本勝ち。
スペインのエスピーノは最後のTUFウィナーだが試合数が少なく存在感が薄い。カナリア相撲、セネガル相撲などさまざまなグラップリング競技で実績を残し、TUFに出場。TUF決勝はテイクダウンからストレートアームバーで一本勝ち、約2年のブランクが空いての昨年9月の2戦目は0勝2敗1NCのジェフ・ヒューズ相手にすぐテイクダウンを奪い、最後は袈裟固めで絞り上げてタップアウト勝利。今回が40歳になっての初戦となる。
ミドルを一発入れたロマノフ。エスピーノがパンチで出ると四つに組んで豪快に投げた。押さえ込むが、エスピーノは背中を向けて立とうとする。バックに回るロマノフだがエスピーノ正対。四つで組んで押し込むロマノフ。離れた。すぐパンチから押し込むロマノフ。エスピーノ、大外刈りで投げてテイクダウン。市で。下からアメリカーナを狙ったロマノフだがマウントを取られる。しかし反転するとバックを取らせて立つロマノフ。また投げたがロマノフすぐに立ち、正対して押し込み。離れ際にロマノフバックブロー。ホーン。
1Rエスピーノ。
2R。組んだエスピーノだがロマノフ引き剥がす。ロマノフパンチ連打出でるとケージに押し込みシングルレッグ。こらえて飛び膝を頭部に入れたエスピーノ。ギロチンに抱えて引き込んだが倒され際に首を抜かれた。ロマノフインサイドからパウンド。体を起こした荒っぽい鉄槌とパウンドのラッシュ。腕でブロックするエスピーノだがもらっといる。足で蹴って放して亀になったエスピーノ。バックを取られたが立つ。正対すると今度はロマノフがギロチンに抱える。しかしボディロックされテイクダウンを狙われると放す。残り1分。離れてロマノフがダブルレッグへ。こらえるエスピーノ。倒せず離れた。ホーン。
2Rロマノフ。
2R。ロマノフシングルレッグ。こらえたエスピーノが逆にボディロックしテイクダウン狙い。ケージにもたれてこらえるロマノフに膝を入れるエスピーノだが、股間にヒットしタイムストップ。そこまでハードに入ったようには見えなかったが、ロマノフ寝転がり動けず。アクシデントによる試合終了ということで負傷判定に。
29-28、28-29、29-28のスプリットでロマノフ勝利。
ほぼ展開がなかった3Rだけの差で決まってしまいモヤモヤが残る。