UFC on ESPN22:第4試合・ジェシカ・ペネ vs. ルピータ・ゴディネス

女子ストロー級

元Invictaアトム級王者のペネ。階級を上げてフライ級でTUF20の初代王者決定トーナメントに出場。優勝したエスパルザに敗れたが、TUFフィナーレで勝利すると、2戦目でエスパルザを破ったヨアンナのタイトルに挑戦するが3RKO負け。そこから3連敗し、最後はノーランカーのダニエル・テイラーにまで敗れた。その後、試合が組まれることはあったが負傷欠場で流れることが続き、昨年1月にはUSADAから禁止薬物の使用により4年の出場停止処分が下った。復帰時には40歳になることから、このまま引退かと思われたが、USADAから処分が20ヶ月に短縮されたと連絡があり、昨年12月に処分が明けて復帰が可能となっている。しかし負傷等で欠場があるため、前回の試合からは4年のブランクとなる。

当初はハンナ・ゴールディと対戦予定だったが、ゴールディの新型コロナ感染により今大会に延期、さらに非公開の理由により出場辞退がなくなった。代役として、昨年10月にLFAで女子ストロー級王座を獲得したゴディネスが出場。戦績は5戦全勝だが、最初の3人はほぼルーキー程度のキャリアで、あとの2人のキャリアも6勝5敗と5勝2敗。ちゃんとした相手との対戦はまだない。

組み付いたゴディネス。ケージに押し込む。女子特有の首投げで投げたが立たせる。ペネワンツー。首相撲に捕らえたが、ゴディネスが大内刈りで倒す。またグラウンドには行かず立たせた。また首相撲に来たペネをダブルレッグで豪快に担ぎ上げて投げたゴディネス。でも投げるだけでグラウンドには付き合わない。また組まれた。また首投げ。が、投げようとしたところで両足をフックされバックマウントを取られる。背負ったまま立ったゴディネス。チョークを狙うペネ。座った体勢になったがホーン。

1Rペネ。

2R。また組んで首投げを狙うゴディネスだが、またバックから足を絡めてバックマウントを狙う。引き剥がして離れたゴディネス。しかしまた組んだペネがすぐにスタンドでバックに回る。背中に乗った。ゴディネスが足のロックを外して正対すると降りるペネ。ペネの蹴りをキャッチして放り投げたゴディネス。しかしやはりグラウンドには行かない。組んで押し込むゴディネス。投げの打ち合い。投げ勝ったのはゴディネスだが、今度はグラウンドに。振りほどいて離れようとするゴディネスを追いかけていくペネだが立った。ホーン。

2Rはスタンドでポジションを取ったペネだが、特に有効な攻撃もなかったしゴディネスか?

3R。また組んでいくペネ。投げを狙うがゴディネスがケージに押し込む。離れた。ゴディネスのパンチ3連打がヒット。ペネまた出た。ケージに押し込む。ペネはケージに押し込まれたまま飛びつき三角を狙ったが、ゴディネスそれを放り投げる。パンチを入れていくゴディネス。膝。ペネまたすぐ組んだ。ボディロック。ケージに押し込む。引き剥がしたゴディネス。残り1分。ゴディネス疲れが見えるがまた組み付いたペネをケージに押し込む。ペネまた引き込み三角。持ち上げたままディフェンスするゴディネス。ペネこつこつパンチを入れていくが降りた。タイムアップ。

打撃はゴディネス、首相撲はペネ。テイクダウンはゴディネス、しかしグラップリングはペネとお互い得意分野がかぶらず噛み合わない試合に。

29-28ペネ、29-28ゴディネス、29-28ペネ。スプリットでペネ勝利。

ゴディネス、かなりパワフルなテイクダウンを見せていたが、寝技で勝負できないのなら宝の持ち腐れ。ペネも後半は引き込みを見切られ攻めあぐねていた。

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