UFC on ESPN23:第2試合・アンドレアス・マイカライディス vs. KB・ブラー

ミドル級。

ギリシャのマイカライディスは昨年7月に新型コロナで欠場した選手の代役として急遽出場。本来より上の階級で、リトアニアのブカウスカスと対戦し、1Rにタックルを切られてブラウン肘連打をもらい、インターバル中によろけたのを見て止められた。キック・柔術がバックボーンで12勝4敗。

ブラーは29歳でMMA8勝1敗。インド系カナダ人で、本来コンテンダーシリーズに出場予定でスタンバっていたところに、本戦で欠場した選手の代役として急遽UFCデビューが決定。しかしスタンドでトム・ブリーズのジャブをもらってダウンすると鉄槌連打でKO負けし、何一つ見せ場を作ることが出来なかった。

ミドルを蹴るマイカライディス。ブラー距離を取り様子見。間合いを詰めていくマイカライディス。左右のフックをぶん回して出る。ケージ際で連打を打ち込むとブラークリンチして四つに。離れた。ブラー前蹴りを放つが、マイカライディスがプレスしてくると下がって距離を取る。ミドルを入れるブラー。左ハイ。逆にマイカライディスの右ハイがヒット。マイカライディスすかさず距離を詰めてパンチのラッシュからタックル。テイクダウン。背中を向けて亀になったブラー。バックに付くマイカライディス。残り1分。ハーフバックから仰向けにしてマウントに移行。亀になったブラーからバックマウント。しかし時間がない。チョークを狙うがホーン。

1Rマイカライディス。

2R。覚悟が決まったのか、ジャブで出ていくブラー。リーチの長さを活かして打撃をヒットさせ、マイカライディスが出てくると距離を取る。しかしミドルがローブローになりタイムストップ。再開。左ミドルを入れたブラー。ロー。前蹴り。マイカライディスは距離を詰めて大振りのパンチを放っていく。またローブローが入るがレフェリーチェックせず続行。ブラーが距離を取りミドルを入れていく展開。マイカライディスは効いてないアピールするが、ヒット数では負けてる。残り1分。パンチで飛び込むマイカライディス。マイカライディスが出たところでクリンチするブラーだがマイカライディス引き剥がした。ホーン。

2Rはヒット数でブラー。

3Rも距離を取り蹴りを入れていくブラー。マイカライディスがバック肘を入れるがガードの上。マイカライディスのパンチをブロックし、ブラーがローやミドル、前蹴りでヒット数を稼ぐ。効いているかわからないが手数(足数)だけは出していくブラー。また蹴りがローブローに。再開。マイカライディスがラッシュで出ていくが距離を取られる。タイムアップ。

3Rはブラー。2Rはヒット数に大きな差がないので割れるかもしれない。

30-27×2、29-28の3-0でマイカライディス勝利。

3Rはヒット数ではブラーが大差で上回っていたが、ローや前蹴りはジャッジに評価されなかったということか。

キックスタイルのブラーだが、倒しに行く姿勢は見られず、ヒット数を稼いだ3Rでもポイントを取れないとなると、ファイトスタイルを根本から変えないと勝てない。

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