UFC on ESPN28:第2試合・ライアン・ベノイ vs. ザルーク・アダーシェフ

フライ級。

べノイはUFC3勝5敗。現Bellator王者のセルジオ・ペティスにKO勝ちしたこともあるが、最近は体重オーバーした試合でのKO勝ちの後2連敗中。今年5月にアダーシェフ戦が組まれていたが、体重オーバーのため試合の許可が降りずに消滅。今回もアダーシェフは別の相手との試合が組まれていたが、欠場となったため、この試合が仕切り直しで組まれている。フライ級の割にKO勝ちが多いハードパンチャー。

キックがバックボーンのアダーシェフは昨年6月にMMA3勝1敗のキャリアしかないにも関わらず直前の代役でUFCデビュー。しかし明らかにコンディションを作れておらず、体重オーバーした上にタイソン・ナムに1RKO負け。今年1月の2戦目もス・ムダルジのカウンター狙いを崩せず、スタンドで打ち負けて2連敗。

アダーシェフのカーフキック。カットせず左足にもらったべノイはスイッチする。けっこう効いたか。じわじわ出ていくべノイ。右ミドルを入れるアダーシェフ。べノイはフック系のパンチを振り回す。どんどん出るべノイだが、前に出るだけで手が出ない。またカーフキック。明らかに効いた!下がるべノイ。しかしまた出ていく。パンチを出すが空振り。アダーシェフはまたカーフキック。アダーシェフタックルを見せたが倒せず離れる。残り1分。べノイ飛び込んでパンチを打ち込みアダーシェフダウン!べノイパウンド。アダーシェフが起き上がると首を抱えてギロチン。しかし外れて下に。すぐ起き上がるべノイ。アダーシェフは逆にギロチン。引き込んで絞めるがホーン。

1Rべノイ。カーフがかなり効いてるが、終盤のパンチで引っくり返した。が、カーフのダメージは抜けていないのでここから厳しい。

2R。べノイ出ていくが明らかに足を引きずっている。パンチを出していくがアダーシェフがバックステップでかわして空振り。それでも出ていくべノイ。カーフキックにパンチを合わせていく。サークリングで距離を取るアダーシェフ。顔面にテンカオを打ち込みヒット。べノイ出てはいるがヒットがない。出てくるべノイにアダーシェフのパンチがヒット。そしてカーフキック。効いているが出ていくべノイ。が、またカーフキック。スリップダウンするべノイだがすぐ立つ。組んだが離れたアダーシェフ。べノイ飛び込んでパンチを打ち込むが、足がもつれてスリップダウン。アダーシェフパウンド。べノイ立った。また出ていくべノイ。だが追い足がなくかわされ続ける。ホーン。

2Rアダーシェフ。

3R。さらに圧を強めるべノイ。パンチを出していく。ケージまで詰めたところでタックル。しかし切られた。それでも出続けるべノイ。アダーシェフは冷静に距離をとっていく。べノイ間合いを詰めてケージに押し込んだ。離れるアダーシェフ。またカーフキック。べノイ出ていきパンチを貰いながら打っていく。べノイ距離を詰めてタックル。しかし倒せず。アダーシェフ離れる。勝ち逃げで距離を取るアダーシェフ。出てきたべノイにパンチを入れた。タイムアップ。

2Rはアダーシェフ、1Rはアダーシェフが終盤まで攻勢だったが最後にべノイがダウンを奪っている。3Rは微妙。どうなる。

30-27×2、29-28の3-0でアダーシェフがUFC初勝利。

カーフキックを効かせての勝利。1Rのダウン以外は危なげなかった。

べノイは足が効いても前に出続けていたが、同じ攻めばかりで見切られていた。

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