UFC265:第11試合・マイケル・キエサ vs. ヴィセンテ・ルケ

ウェルター級。キエサ。5位、ルケ6位。

TUFウィナーのキエサ。長くライト級で戦ってきていたが、減量が限界に来ていて階級をウェルター級に上げると現在まで4連勝中。18勝でKO勝ちが1試合もなく、フィニッシュはすべて一本勝ちという生粋のグラップラーで、ほとんどがチョークでの一本勝ち。前回はニール・マグニーをグラウンドで圧倒。タイトル挑戦が見えてきた。

ルケは直近10戦で9勝1敗、UFCでの13勝で判定はわずかに1回。ダース・アナコンダチョークが得意だが、打撃でのKOも多い。2年前のスティーブン・トンプソン戦では、はっきり差をつけられての判定負けだったが、そこから3連勝で、前回は元王者のタイロン・ウッドリーに(ウッドリーが3連敗中で過去の勢いが全くなかったとはいえ)完勝。

オッズは微差だがルケが優勢。

プレスしていくルケ。消えさ距離を取りサークリング。ジャブで牽制する。ルケ間合いを詰めるが、サイドステップしてケージにつまらないキエサ。しかしサークリングするところで右フックがヒット。ぐらついたキエサだがタックルへ。テイクダウン。ハーフ。亀になったルケにハーフバックからチョーク。ルケなんとか防いでいる。正対し外すとルケダースチョーク!がっちり入りタップアウト!

決められかけたところからの逆転勝ち。お互いが得意技を繰り出した、珍しいグラップリングでのシーソーゲームをルケが制した。11月に行われるウスマン vs. コビントンの勝者への挑戦に大きく近づいた。

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