UFC on ESPN+57:第9試合・ディエゴ・フェレイラ vs. マテウス・ガムロ

ライト級。フェレイラ12位、ガムロはランク外。

2014年にUFCデビューしてから2連勝したが2連敗、そこから6連勝したがまた2連敗となったフェレイラ。しかし最近の2連敗はいずれもファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞している。ノーギの世界選手権で2008年3位、2009年2位とグラップリングでも実績があるが、最近は打撃でも打ち合えるレベルになっている。ウェルター級のランカーだったアンソニー・ペティスに一本勝ちしてランカーとなったが、ここまでまだランカー相手に勝利はない。

KSW時代にライト級王者で、階級を落としクレベル・コイケ相手に勝利してフェザー級王座も獲得したマテウス・ガムロ。UFC初戦は同じくUFCデビュー戦のグラム・クタテラーゼ相手にテイクダウンを何度も奪ったが、そこから立たれる展開が続き判定負け。2戦目はタックルを仕掛けるもなかなかテイクダウンを奪えなかったが、2Rに飛び込んでのパンチでKO勝ち。前回は4連敗中の元ランカー・ジェレミー・スティーブンスにシングルレッグからキムラで秒殺一本勝ち。今回から階級をライト級に戻し、いきなりランカーとの対戦に。

間合いを詰めるガムロ。フェレイラーがローからハイの2連打。ガムロもハイからカーフキックを入れる。ガムロタックル。テイクダウンしバックに回るが、フェレイラすぐにガードを取り仕掛ける。離れたガムロ。フェレイラもすぐ立ちスタンドへ。ガムロダブルレッグ。テイクダウンしパウンドを入れるが、フェレイラがガードを取ろうとすると立つ。またスタンド。ガムロのミドルをキャッチしたままパンチを入れるフェレイラ。離れた。ガムロの左がヒット。さらにパンチを打ち込みヒット。残り1分。パンチのフェイントでタックルで飛び込んだガムロ。テイクダウン。しかし押さえ込むのではなく、フェレイラの立ち際にパウンドを打ち込む。フェレイラ出るがガムロのパンチがヒット。さらにパンチで出るフェレイラにガムロ飛び蹴り。ホーン。

1Rガムロ。

2R。パンチで出るフェレイラだがガムロがそこにパンチを合わせていく。またタックル。反応して切ったフェレイラ。フェレイラが左を打ち込みヒット。ガムロタックル→切られてがぶる→またタックルから激しいスクランブル合戦。上になったガムロだがフェレイラすぐにディープハーフでもぐる。ガムロ立ってスタンドに。フェレイラがパンチで出る。ガムロもパンチを合わせる。ガムロまたタックル。倒したが押さえ込まれる前に立ったフェレイラ。ワンツー。ガムロまたタックル。切りきれずバックに回ったガムロ。ガムロが膝を脇腹に入れる。フェレイラが何事かアピール。ストップを無視してチョークを取るガムロだがレフェリー分けた。

一瞬反則かと思ったが、バックを取った状態からの膝がレバーにヒットし、フェレイラの続行不能のアピールだったようでガムロTKO勝ち。

ハイレベルなスクランブル合戦だったが、テイクダウンでイニシアチブを取ったガムロが打撃でも優勢で、最後は珍しいバックからの膝でのKO勝ち。

試合後にマイケル・チャンドラーを挑発するガムロ。実現するかはともかく、次はトップ10ランカーとの対戦か。

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