UFC272:第3試合・ティム・エリオット vs. タギル・ウランベコフ

フライ級。エリオット13位、ウランベコフ15位。

まだまだ層が薄いUFCフライ級。扇久保を破ってTUFで優勝し、ご褒美でDJのタイトルに挑戦したエリオットは、3連敗→ノーランカーに2連勝→ランカーのマテウス・ニコラウに判定負けで、徐々にランキングを下げている。35歳はタイソン・ナムに続いてUFCフライ級2番目に年長。得意技はギロチン。

チームヌルマゴメドフの一員で、ロシア・ダゲスタン共和国出身のコンバットサンビスト・ウランベコフは、UFCデビュー戦は0勝2敗のブルーノ・シウバに判定勝ち、2戦目は元RIZINファイターでUFCデビュー戦のアラン・ナシメント相手にスプリット判定勝ち。ナシメント戦ではテイクダウンして上になっても攻めが少なく、1者は下のナシメントに入れていた。

ノーガードでトリッキーな動きを見せるエリオット。ウランベコフは冷静にジャブ。ヒットしている。ウランベコフ右ハイ。エリオットタックルで飛び込んだ。テイクダウン。ウランベコフケージで立つ。エリオットカーフキック。ウランベコフはジャブ。エリオットさかんにカーフキック。エリオットまたタックルで飛び込んだ。倒したが、ウランベコフは倒された勢いですぐ立った。今度はシングルレッグに入ったエリオット。普通に倒した。ウランベコフはフックスイープで浮かせて立った。ウランベコフの右がヒット。スタンドでの打撃はウランベコフがヒットしている。また右。残り1分。エリオット肘を見せる。エリオットのオーバーハンドの左が入りウランベコフダウン!すぐ立ったがエリオット組んでテイクダウン。立ったウランベコフ。ホーン。

1Rエリオット。テイクダウンを何度も取ったのも意外だったが、終盤にはダウンも奪った。

2R。ウランベコフタックル。切ったエリオット。右を打ち込むウランベコフ。ジャブ。右フック。エリット詰めていく。ウランベコフがダブルレッグでテイクダウン。ケージ際で立とうとしたエリオットのバックに回った。しかしエリオットがスクランブルで脱出し離れる。クリンチアッパーを入れたウランベコフ。組んで四つから投げを狙ったがこらえて上になるエリオット。ウランベコフ立ち上がる。またボディロックを取ったウランベコフ。投げるがエリオットは倒され際のスクランブルで脱出する。両者クリンチアッパーを打ち込む。ウランベコフ首相撲。エリオットのタックルを止めてケージに押し込む。ホーン。

2Rは僅差。

3R。ウランベコフの右がヒット。四つに組んだ。引き剥がすエリオット。カーフキック。飛び込んで左を入れたがウランベコフのパンチを貰う。エリオットちょっと消耗か。ウランベコフタックル。受け止めたエリオットだがケージに押し込む。シングルレッグからバックに回るウランベコフ。背中に乗ろうとするウランベコフ。前に落とそうっとするエリオットだが落とせず四の字バックを取られる。残り1分。ウランベコフのバックキープが続く。バックからパウンド。タイムアップ。

三者29-28でエリオット勝利。

アンダードッグのエリオットだが、1Rにテイクダウンを取りまくって、パンチでダウンを奪うと、僅差の2Rを制しての勝利。終盤はスタミナ切れしたが凌ぎきった。

ウランベコフはヌルマゴ軍団ながら1Rにテイクダウンを取られすぎた。2R微妙だっただけに、3Rは確実なフィニッシュを狙いに行くことが必要だった。

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